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家電

【プロ厳選】奥行き60cm台の薄型冷蔵庫5選~大容量から一人暮らし用まで~

家電量販店で接客をしていると、「奥行きが小さいスリムな冷蔵庫を探している」というお客様が最近増えたように思えます。

ファミリー向け冷蔵庫の奥行きは一般的に約70cmのものが多く、これだと家具や壁から少しだけ冷蔵庫が飛び出す可能性が高いです。

nanan
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マンション住まいが増えた影響で、冷蔵庫は幅スリムの方が搬入性が高く各メーカーがラインナップを増やしてきました。その分奥行きスリム機種が少ない傾向にあります。

でも、「他の家具と並びを揃えたい!」「キッチンスペースを広く使いたい!」という声が多いのも事実

今回は、家電販売員時代にも問い合わせの多かった奥行き60cmくらいの薄型冷蔵庫とその特徴について紹介ししていきます。

本記事の信頼性

この記事は家電販売歴10年以上の私nananが書いています。

おうちに居ながら皆さんの家電選びのお手伝いが出来るように日々記事を執筆中。

こんな悩みを解決します
・奥行き薄型冷蔵庫のおススメを知りたい!
・奥行き薄型冷蔵庫のメリット、デメリットは?

Contents

奥行き60cm台の大容量タイプ薄型冷蔵庫3選

寸法計測

最近では奥行き650mm以下の冷蔵庫を奥行きスリムタイプと呼ぶことが多いです。

nanan
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ファミリー向けサイズ(400L以上)で奥行き60cm以下はほぼ選べるものがないので、約65cm、もしくはそれ以下のものを考えていきましょう。

ファミリー向けタイプ(400L以上)で大容量かつ奥行き薄型冷蔵庫のおすすめの3機種を紹介していきます。

ファミリー向け奥行薄型冷蔵庫4選
・日立 R-GXCC67W(奥行き654mm)
・シャープ SJ-MF46M(奥行き630mm)
・AQUA AQR-TZ51P(奥行き635mm)

【奥行き654mm】日立 R-GXCC67W-H

日立 R-GXCC67W-H 仕様
・定格容量:670L
・年間消費電力量:319kWh/年(2021年省エネ基準達成率106%)
・1年間の電気代目安:9,889円
・本体寸法:幅880mm×奥行き654mm×高さ1,875mm
・カラー:バイブレーションモーブグレー(H)のみ

600L以上の大容量が欲しいけど奥行薄型でないと設置できない。そんな悩みを日立がついに解決してくれます。

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幅は880mmとワイドですが奥行を654mmと相当スリムに設計できているのはすごい!

奥行65cmといえば一般的な冷蔵庫だと450Lクラスがほとんど。大容量と奥行き薄型を両立できている数少ない冷蔵庫です。

まとめ買いしても食材の鮮度長持ちでロスを減らせる

たくさん入るからといって、「まとめ買いしたけど食材を使いきれずに腐らせてしまった」となってしまえば意味のない話。

そんなことが無いように、日立の冷蔵庫は食材の鮮度長持ち機能が充実しています。

日立冷蔵庫の食材鮮度長持ち機能
・特鮮氷温ルーム → 肉、魚などを7日間冷凍なしで保存
・新鮮スリープ野菜室 → 野菜をそのまま7日間シャキシャキ保存
・デリシャス冷凍 → 自動的に急速冷凍して解凍後も美味しさを損なわない
nanan
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安い時に食材を買い貯めしておいて、美味しいまま長期保存して使っていけるのでとても効率的です。

たくさん収納しても整理しやすい棚配置

日立冷蔵庫 R-GXCC67T
日立公式HPより

日立の冷蔵室は棚の配置が素晴らしく、たくさん収納しても見やすい&取り出しやすいのが特徴。

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出し入れが難しい冷蔵室の最上段は他メーカーの冷蔵庫よりも棚の高さが低い設計で使い勝手が良いです。

冷蔵室最上段は空間が広いので500mlペットボトルを立てたまま収納できるから、ミネラルウォーターや炭酸水などをペットボトルでまとめ買いしている家庭には嬉しい設計です。

電動引き出しがとにかく楽!

日立公式サイトより

冷凍室と野菜室は電動引き出しになっていて、中央のボタンを押せば自動で引き出しが開いてくれます。

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これだけ大容量のタイプだと、たっぷり収納した冷凍室や野菜室は相当な重さになっているから力を入れずに引き出せるのは助かりますね。

【奥行き630mm】シャープ SJ-MF46M

シャープ SJ-MF46M 仕様
・定格容量:457L
・年間消費電力量:263kWh/年(2021年省エネ基準達成率101%)
・1年間の電気代目安:8,153円
・本体寸法:幅650mm×奥行き630mm×高さ1,838mm
・ラスティックダークメタル、ラスティックホワイト

ファミリークラスの大容量冷蔵庫ながら、設置スペースが限られていても設置しやすい貴重なモデル。

野菜の鮮度維持能力含めて機能が充実しているので、奥行きだけでなく性能も重視するなら第一候補になります。

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この冷蔵庫に関しては別記事にて詳しく紹介しています。

庫内の清潔性を重視したい人におすすめ

シャープ家電といえばプラズマクラスター

シャープ公式HPより

プラズマクラスターが冷蔵庫内を除菌してくれるので、浮遊菌や付着菌を除菌。

さらにチルド棚も取り外しができちゃう非常に珍しいモデル。

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冷蔵室内のトレーは全て取り外し可能なので、汚れても簡単に取り外して拭き取れます。

野菜派に嬉しい野菜室真ん中モデル

シャープの冷蔵庫は野菜室が真ん中タイプ。

シャープ公式HPより

野菜の使用頻度が高い家庭にとって、出し入れがしやすいので嬉しいレイアウトです。

まとめ買いにもおすすめの大容量冷凍室「メガフリーザー」

シャープ冷蔵庫の特徴でもある「メガフリーザー」

シャープ公式HPより

製氷室、上段冷凍室、下段冷凍室、全部合わせて135Lの大容量冷凍ゾーン。コストコや業務スーパーなどでのまとめ買いにも心強いサイズ感です。

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いちばん容量のある下段冷凍室は3段になっていて整理しやすいのもポイントです。

【奥行き635mm】AQUA AQR-TZ51P

AQUA AQR-TZ51P 仕様
・定格容量:512L
・年間消費電力量:288kWh/年(2021年省エネ基準達成率107%)
・1年間の電気代目安:8,928円
・本体寸法:幅830mm×奥行き635mm×高さ1,825mm
・カラー:ダークウッドブラウン・サテンシルバー

InstagramなどのSNSでもよく投稿されている話題のモデル。デザイン性抜群です。

AQUAのAQR-TZ51Pについてはこちらで詳しく解説しています。

海外モデルのようなデザイン性

有名デザイナー“深澤直人”がデザインに携わっていて、インテリア性の高い仕上がりになっています。

特にダークウッドブラウンは木目調のデザイン、質感共に高級感があってパッと見て家電製品とは思えないくらい。

海外モデルのように、上段下段ともに左右のドアを開いて使用するタイプ

幅広薄型で、見渡しやすい、使いやすい

奥行きスリム冷蔵庫 AQUA AQR-TZ51N
AQUA公式HPより

奥行きスリムだから奥まで簡単に手が届きます。

さらに幅が広いので全体を見渡しやすく、食品探しが簡単

幅広タイプはドアポケットの収容量も大きいので、ペットボトルや調味料などたくさん入れてもスペースに困りません。

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幅広タイプは使いやすいですが、搬入経路や設置スペースの確認はしっかり

また、ガラス棚採用でお手入れ性も耐久性もばっちりです。

引き出し式で整理しやすい冷凍室

AQUA公式HPより引用

細分化されている冷凍室だから、ごちゃごちゃしやすい冷凍食品も綺麗に整頓できます。

冷凍室がかなり大きいのでまとめ買いも安心です。

さらにスリム!1~2人暮らし向け奥行き60cm以下の薄型冷蔵庫2選

キッチン

奥行き60cm以下じゃないと冷蔵庫が設置できないもちろんそんな部屋もあります。

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容量はそこまで大きくありませんが、奥行き60cm以下の冷蔵庫を探しているならこちらを参考にしてください。

奥行き60cm以下冷蔵庫3選
・パナソニック NR-C37ES1(奥行き60cm)
・アイリスオーヤマ IRSN-I30A(奥行き600mm)
・MAXZEN JR139HM01(奥行き550mm)

【奥行き600mm】パナソニック NR-C37ES1

パナソニック NR-C37ES1 仕様
・定格容量:365L
・年間消費電力量:330kWh/年(2021年省エネ基準達成率105%)
・1年間の電気代目安:10,230円
・本体寸法:幅600mm×奥行き600mm×高さ1,850mm
・カラー:マットベージュ / マットホワイト

パナソニックらしいシンプルでスタイリッシュな冷蔵庫。1~2人、もしくは3人くらいまでの家庭ならこの容量でも問題ないかもしれません。横幅も奥行きも60cmなので非常にコンパクト。引っ越しが多い家庭でも安心です。

大容量×真ん中野菜室

パナソニック公式サイトより

81Lの大きめの野菜室。深さもあるので手前には2Lのペットボトルや米びつも立てて収納できます。

野菜室を真ん中に配置しているので重たい野菜の出し入れも楽な姿勢でできます。

冷蔵室の棚が使いやすい

パナソニック公式サイトより

棚の配置の自由度が高く、どの食材を保存するかで棚を動かせる「わけられるん棚」が便利です。

また、ドアポケットの収容力も大きいので調味料をたくさん収納したいという家庭には一押しの冷蔵庫になります。

高さを抑えたタイプもあります

幅と奥行きはそのまま60cmで、高さだけを低くした「NR-C33ES1」もあります。

容量は326Lとちょっと少なくなりますが、容量が少なくなったのは冷蔵室のみになるので野菜室や冷凍室は充分な容量を確保できています。

高さも169.5cmだから設置場所に高さ制限がある家庭も設置しやすいですし、圧迫感も抑えることができるので容量が問題なければこちらもアリ。

【奥行き600mm】アイリスオーヤマ IRSN-I30A-W

アイリスオーヤマ IRSN-I30A-W 仕様
・定格容量:301L
・年間消費電力量:310kWh/年(2021年省エネ基準達成率110%)
・1年間の電気代目安:9,610円
・本体寸法:幅595mm×奥行き600mm×高さ1,850mm
・カラー:ホワイト

301Lの容量を維持しつつ奥行き600mmという数少ない冷蔵庫です。複雑な機能をあえて搭載せずにシンプルに設計されているので低価格を実現しているのは、さすがアイリスオーヤマ。

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料理好きやまとめ買いをする一人暮らしの方はもちろん、2人暮らしでも安心の容量になっています。

全容量の3割が冷凍室!冷凍食品もたくさん入る

300L前後のクラスでは冷凍室の容量が約91Lとかなり大きいタイプ。まとめ買いや作り置きも安心です。

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買い物カゴ約1.7個分に相当する食材を一度に冷凍できます。

便利な自動製氷モデル

自動製氷搭載を搭載しているので、氷をよく使う人にはとても魅力的。

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給水タンクに水を入れておけば勝手に氷を作り続けてくれるのでストック切れの心配が少なくなります。

【奥行き550mm】MAXZEN JR139HM01

MAXZEN JR139HM01 仕様
・定格容量:140L
・年間消費電力量:280kWh/年
・1年間の電気代目安:8,680円
・本体寸法:幅490mm×奥行き550mm×高さ1,250mm
・カラー:ホワイト / グレー

家電量販店で見かけることはありませんが、近年話題のジェネリック家電メーカー「MAXZEN(マクスゼン)」の冷蔵庫。

最低限の機能に絞ることで圧倒的低価格を実現しています。

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MAXZENについては別記事で詳しく解説しています。

奥行き55cmの超薄型設計

なんと奥行き50cm台と超奥行きスリムな冷蔵庫。自炊派の一人暮らしの方からも選ばれることが多い140Lの容量でこの奥行きは他ではあまりありません。

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一人暮らしのキッチンはそこまで広くないことが多いので、奥行きを抑えることができれば空間が広がりますね。

自動霜取り式だからお手入れ簡単

格安冷蔵庫は「直冷式」といって定期的に霜取りをする必要があるタイプがほとんどですが、この冷蔵庫はそれが不要な「ファン式(自動霜取り式)」だからお手入れがとても楽です。

奥行き薄型冷蔵庫のメリット

グッド サイン

あらためて、奥行き薄型冷蔵庫のメリットを解説しておきます。

メリットは主にこの3つ

  • 食器棚やシンクから飛び出さずに見栄えよく設置できる
  • 手が届きやすく、使いやすい
  • キッチンスペースを広く使える

食器棚やシンクから飛び出さずに見栄えよく設置できる

やっぱり横並びの家具などと綺麗にラインを合わせたいですよね。

奥行薄型冷蔵庫
シャープ公式HPより

奥行きが600mmくらいなら写真のように他の家具に対しての飛び出しを抑えてスッキリ設置できます。

手が届きやすく、使いやすい

奥までの距離が短く、手が届きやすいのが特徴。もっと理想を言えば、冷蔵庫は幅広タイプがおすすめ。ドアポケットの収容量も増えてとにかく使いやすいです。

搬入経路や設置スペースの条件さえ合えば、冷蔵庫は「幅広奥行スリム」が一番使いやすいです。

キッチンスペースを広く使える

そもそも日本のキッチンって狭いんですよね。冷蔵庫を置くと、手前のスペースがかなり狭まってしまいます。

奥行きを抑えることができれば作業スペースが広くなってストレスフリー。料理中の作業効率アップです。

奥行き薄型冷蔵庫のデメリット

落ち込む

奥行き薄型タイプの冷蔵庫はもちろんメリットばかりではありません。

デメリットについてもしっかり紹介しておきます。主に以下の2点

  • 収容量が制限される
  • 選べる種類が少ない

収容量が制限される

奥行きスリムタイプで一番大きい容量は日立の680Lクラスになりますが、本体幅が88cm。これだと設置場所までの搬入が難しく、ほとんどの家庭が設置できないのが現実です。

一般的に600Lクラスになれば奥行きは700mmを超えてくるので、大容量タイプ&奥行き薄型タイプは選ぶことができないです。

また、奥行き薄型のタイプはどうしても冷蔵庫内も窮屈な作りになっています

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特に野菜室が小さい傾向にあるので野菜室の容量を重視したい人には物足りないかもしれませんね。

選べる容量が少ない

家族向けの冷蔵庫で奥行き薄型冷蔵庫って種類がかなり少ないです。

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この記事でも紹介したAQUAのTZシリーズが奥行きスリム&大容量で最近人気のモデルですが、日立の機種と同様に横幅で搬入NGになることが多く、結果として容量を諦めるしかないパターンも少なくありません。

冷蔵庫選びにおいての希望全部を叶えるのは難しいので、優先順位をしっかり決めて選ぶようにしましょう

まとめ

奥行き薄型のスリムタイプ冷蔵庫は使いやすいのに種類が非常に少ないのがネック。

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今は奥行き65cm~70cmが主流になっているので、今回紹介した冷蔵庫はかなり薄型のタイプです。

しかしここ数年で奥行きがスリムになった冷蔵庫がどんどん登場していっているので今後は奥行薄型タイプが人気になってくると思います。

冷蔵庫については、機能性や収容量だけでなく、設置した後のキッチンの状態も気にする必要があります。キッチンが必要以上に狭くなってしまうと作業効率が下がりストレスの原因になってきます。

どの冷蔵庫にするか考えるうえで何を一番優先すべきかを決めて選んでいくと失敗や後悔が少なくなります。

あなたの冷蔵庫選びに、この記事が参考になれば嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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