

最近奥行きが薄い冷蔵庫って種類少ないですよね…。他の家具や壁から冷蔵庫だけ飛び出すの嫌だな…。

マンション住まいが増えた影響で冷蔵庫はどんどん幅スリムになっていっている分、奥行きは70cmくらいが普通になっています。
でも、「他の家具と並びを揃えたい!」「キッチンスペースを広く使いたい!」という声が多いのも事実。
今回は、家電販売員時代にも問い合わせの多かった奥行き60cmくらいの薄型冷蔵庫とその特徴について紹介ししていきます。
本記事の信頼性
- こんな悩みを解決します
- ・奥行き薄型冷蔵庫のおススメを知りたい!
・奥行き薄型冷蔵庫のメリット、デメリットは?
奥行き約60cmのファミリー向け薄型冷蔵庫3選

最近では奥行き650mm以下の冷蔵庫を奥行きスリムタイプと呼ぶことが多いです。
ファミリー向けタイプ(400L以上)で奥行き最薄の630mmの冷蔵庫からおすすめの3機種を紹介していきます。
シャープ SJ-MF46J

- シャープ SJ-MF46J 仕様
- ・定格容量:457L
・年間消費電力量:263kWh/年(2021年省エネ基準達成率101%)
・1年間の電気代目安:7,101円
・本体寸法:幅650mm×奥行き630mm×高さ1,838mm
・ラスティックダークメタル、ラスティックホワイト
ファミリークラスの大容量冷蔵庫ながら、設置スペースが限られていても設置しやすい貴重なモデル。
野菜の鮮度維持能力含めて機能が充実しているので、奥行きだけでなく性能も重視するなら第一候補になります。

この冷蔵庫に関しては別記事にて詳しく紹介しています。
庫内の清潔性を重視したい人におすすめ
シャープ家電といえばプラズマクラスター。

プラズマクラスターが冷蔵庫内を除菌してくれるので、浮遊菌や付着菌を除菌。
さらにチルド棚も取り外しができちゃう非常に珍しいモデル。

冷蔵室内のトレーは全て取り外し可能なので、汚れても簡単に取り外して拭き取れます。
野菜派に嬉しい野菜室真ん中モデル
シャープの冷蔵庫は野菜室が真ん中タイプ。


野菜の使用頻度が高い家庭には嬉しいレイアウトですね。
まとめ買いにもおすすめの大容量冷凍室「メガフリーザー」
シャープ冷蔵庫の特徴でもある「メガフリーザー」

製氷室、上段冷凍室、下段冷凍室、全部合わせて135Lの大容量冷凍ゾーン。

業務スーパーやコストコなどでのまとめ買いにも心強いサイズ感!

いちばん容量のある下段冷凍室は3段になっていて整理しやすいのもポイントです。
AQUA AQR-TZ51M

- AQUA AQR-TZ51M 仕様
- ・定格容量:512L
・年間消費電力量:293kWh/年(2021年省エネ基準達成率105%)
・1年間の電気代目安:7,911円
・本体寸法:幅830mm×奥行き635mm×高さ1,825mm
・カラー:ダークウッドブラウン・サテンシルバー
InstagramなどのSNSでもよく投稿されている話題のモデル。デザイン性抜群です。
AQUA AQR-TZ51Mについてはこちらで詳しく解説しています。
海外モデルのようなデザイン性
有名デザイナー“深澤直人”がデザインに携わっていて、インテリア性の高い仕上がりになっています。
特にダークウッドブラウンは木目調のデザイン、質感共に高級感があってパッと見て家電製品とは思えないくらい。
海外モデルのように、上段下段ともに左右のドアを開いて使用するタイプ。
幅広薄型で、見渡しやすい、使いやすい

奥行きスリムだから奥まで簡単に手が届きます。
さらに幅が広いので全体を見渡しやすく、食品探しが簡単。
幅広タイプはドアポケットの収容量も大きいので、ペットボトルや調味料などたくさん入れてもスペースに困りません。

幅広タイプは使いやすいですが、搬入経路や設置スペースの確認はしっかり!
また、ガラス棚採用でお手入れ性も耐久性もばっちりです。
引き出し式で整理しやすい冷凍室

細分化されている冷凍室だから、ごちゃごちゃしやすい冷凍食品も綺麗に整頓できます。

冷凍室がかなり大きいからまとめ買いも安心ですね。
パナソニック NR-FVF458-W
- パナソニック NR-FVF458-W 仕様
- ・定格容量:451L
・年間消費電力量:390kWh/年(2021年省エネ基準達成率67%)
・1年間の電気代目安:10,530円
・本体寸法:幅685mm×奥行き630mm×高さ1,828mm
・カラー:ハーモニーホワイト
とにかく機能よりも価格重視!という人はこれでしょう。
省エネ性や食材の長持ち機能などの最先端技術はありませんが、その分激安!
パナソニック冷蔵庫ならではの使いやすさもバッチリ健在です。
トップユニット方式で無駄なくスペースを活用できる

パナソニック冷蔵庫と言えばトップユニット方式。
デッドスペースになりやすい冷蔵室最上段の奥にコンプレッサーを持って行くことで、冷凍室や野菜室の容量UPを実現。

冷蔵室最上段の奥なんて手が届かないし、見づらいから使いづらいですもんね。

奥行きスリムですが冷凍室、野菜室の容量が大きめなのは嬉しいポイントだと思います。
ワンダフルオープンで覗きこまずに奥までしっかり確認できる

冷凍室と野菜室の引き出しは最後までしっかり引き出せるワンダフルオープン採用。

使い忘れを防げるし、目当ての食材を探しやすいから引き出しを開けてる時間も短縮できて省エネですね。

タンクも簡単に取り外せるから掃除も楽です。
さらにスリム!奥行き60cm以下の薄型冷蔵庫3選

奥行き60cm以下じゃないと冷蔵庫が設置できない!
もちろんそんな部屋もあります。

容量はそこまで大きくありませんが、奥行き60cm以下の冷蔵庫を探しているならこちらを参考にしてください。
【奥行き600mm】アイリスオーヤマ IRSN-IC30A-W

- アイリスオーヤマ IRSN-IC30A-W 仕様
- ・定格容量:296L
・年間消費電力量:320kWh/年(2021年省エネ基準達成率107%)
・1年間の電気代目安:8,640円
・本体寸法:幅595mm×奥行き600mm×高さ1,890mm
・カラー:ホワイト
ほぼ300Lの容量を維持しつつ奥行き600mmはとても貴重。

アイリスオーヤマだから価格もお手頃ですね。
カメラで冷蔵室の中身を撮影!スマホでいつでも在庫管理
冷蔵室ドアに搭載されたカメラが冷蔵庫内を撮影→専用のスマホアプリでいつでも冷蔵室内の状態をチェックできます。

食材の在庫管理がやりやすく、「これ買っておかなきゃだった!」を防ぎやすくなります.
※インターネット環境が必要。
全容量の3割が冷凍室!冷凍食品もたくさん入る
300L前後のクラスでは冷凍室の容量がかなり大きいタイプ。
まとめ買いや作り置きも安心です。

このくらいの容量があれば1人はもちろん、2人暮らしでも使いやすいですね。
300L未満クラスでは貴重な自動製氷モデル
自動製氷搭載はありがたいですね。
この容量のモデルはほとんど自動製氷非対応機種なので、氷をよく使う人には魅力的。

給水タンクに水を入れておけば勝手に氷を作り続けてくれるのでストック切れの心配が少なくなります。
【奥行き593mm】AQUA AQR-20M

- AQUA AQR-20M 仕様
- ・定格容量:201L
・年間消費電力量:316kWh/年(2021年省エネ基準達成率100%)
・1年間の電気代目安:8,532円
・本体寸法:幅525mm×奥行き593mm×高さ1,380mm
・カラー:ブラッシュシルバー・ミルク
一人暮らし用としては平均より少し容量大きめのタイプ。

自炊多めの人は安心できる容量ですね。
冷蔵庫の上に電子レンジが置ける
冷蔵庫の上は耐熱仕様になっているので、電子レンジを置くことが出来ます。
しかも、耐熱仕様タイプの中では幅広モデルなので、少し大きめのレンジもOKです。
冷凍室の容量58Lでたくさん入る!
引き出し式のタイプで58Lの大容量冷凍室。
一人暮らしでもまとめ買いしたい!という人にも嬉しい容量です。
【奥行き598mm】シャープ SJ-D18H-W

- シャープ SJ-D18H-W 仕様
- ・定格容量:179L
・年間消費電力量:310kWh/年(2021年省エネ基準達成率100%)
・1年間の電気代目安:8,370円
・本体寸法:幅495mm×奥行き598mm×高さ1,353mm
・カラー:ホワイト
一人暮らし用冷蔵庫で絶大な人気を誇るシャープ。

私も1人暮らししているときはこのタイプを使っていました。
つけかえどっちもドアで左右どちらの開きもOK

軸を付け替える事で、左右どちらの開きにも対応できます。

今後また引越しの可能性があっても安心!

軸の付け替えは誰でも簡単にできますよ♪
幅もスリムだから一人暮らし用にピッタリ
奥行きだけじゃなく、幅も495mmとスリムなので一人暮らし用のワンルームでもほとんど設置できるはず。

一人暮らし用としては冷蔵室、冷凍室もちょっと大きめタイプなので自炊派も安心です。
奥行き薄型冷蔵庫のメリット

あらためて、奥行き薄型冷蔵庫のメリットを解説しておきます。
メリットは主にこの3つ。
- 食器棚やシンクから飛び出さずに見栄えよく設置できる
- 手が届きやすく、使いやすい
- キッチンスペースを広く使える

詳しく解説していきます。
食器棚やシンクから飛び出さずに見栄えよく設置できる
やっぱり横並びの家具などと綺麗にラインを合わせたいですよね。

奥行きが600mmくらいなら写真のように他の家具に対しての飛び出しを抑えてスッキリ設置できます。
手が届きやすく、使いやすい
奥までの距離が短く、手が届きやすいのが特徴。
もっと理想を言えば、冷蔵庫は幅広タイプがおすすめ。ドアポケットの収容量も増えてとにかく使いやすいです。
搬入経路や設置スペースの条件さえ合えば、冷蔵庫は「幅広奥行スリム」が一番使いやすいです。
キッチンスペースを広く使える
そもそも日本のキッチンって狭いんですよね。
冷蔵庫を置くと、手前のスペースがかなり狭まってしまいます。
奥行きを抑える事が出来れば作業スペースが広くなってストレスフリー。

料理中も作業効率も上がって◎
奥行き薄型冷蔵庫のデメリット

奥行き薄型タイプの冷蔵庫はもちろんメリットばかりではありません。
デメリットについてもしっかり紹介しておきます。主に以下の2点。
- 収容量が制限される
- 選べる種類が少ない

詳しく解説していきます。
収容量が制限される
奥行きスリムタイプで一番大きい容量はAQUAの500Lクラスになります。
一般的に600Lクラスになれば奥行きは700mmを超えてくるので、大容量タイプ&奥行き薄型タイプは選ぶことができないです。
また、奥行き薄型のタイプはどうしても冷蔵庫内も窮屈な作りになっています。

特に野菜室が小さい傾向にあるので野菜室の容量を重視したい人には物足りないかもしれませんね。
選べる容量が少ない
家族向けの冷蔵庫で奥行き薄型冷蔵庫って種類がかなり少ないです。

この記事でも紹介したAQUAのTZシリーズが奥行きスリム&大容量で最近人気のモデルですが、横幅で搬入NGになることが多く、結果として容量を諦めるしかないパターンも少なくありません。
冷蔵庫選びにおいての希望全部を叶えるのは難しいので、優先順位をしっかり決めて選ぶようにしましょう。
まとめ
奥行き薄型のスリムタイプ冷蔵庫は使いやすいのに種類が非常に少ないのがネック。

ここ数年は奥行き65cm~70cmが主流になっているので、今回紹介した冷蔵庫はかなり薄型のタイプ。
冷蔵庫は機能性や収容量だけでなく、設置した後のキッチンの状態も気にする必要があります。

冷蔵庫は大きいタイプが欲しいけどキッチンが必要以上に狭くなったら嫌ですもんね。
どの冷蔵庫にするか考えるうえで何を一番優先すべきかを決めて選んでいくと失敗や後悔が少なくなります。
あなたの冷蔵庫選びに、この記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。