最近奥行きが薄い冷蔵庫って種類少ないですよね…。他の家具や壁から冷蔵庫だけ飛び出すの嫌だな…。
マンション住まいが増えた影響で冷蔵庫はどんどん幅スリムになっていっている分、奥行きは70cmくらいが普通になっています。
でも、「他の家具と並びを揃えたい!」「キッチンスペースを広く使いたい!」という声が多いのも事実。
今回は、家電販売員時代にも問い合わせの多かった奥行き60cmくらいの薄型冷蔵庫とその特徴について紹介ししていきます。
本記事の信頼性
- こんな悩みを解決します
- ・奥行き薄型冷蔵庫のおススメを知りたい!
・奥行き薄型冷蔵庫のメリット、デメリットは?
Contents
奥行き60cm台のファミリー向け薄型冷蔵庫3選
最近では奥行き650mm以下の冷蔵庫を奥行きスリムタイプと呼ぶことが多いです。
ファミリー向けタイプ(400L以上)で大容量かつ奥行スリムタイプの冷蔵庫からおすすめの3機種を紹介していきます。
- ファミリー向け奥行スリム冷蔵庫3選
- ・日立 R-GXCC67T(奥行き654mm)
・シャープ SJ-MF46K(奥行き630mm)
・AQUA AQR-TZ51N(奥行き635mm)
【奥行き654mm】日立 R-GXCC67T
- 日立 R-GXCC67T 仕様
- ・定格容量:670L
・年間消費電力量:322kWh/年(2021年省エネ基準達成率105%)
・1年間の電気代目安:9,982円
・本体寸法:幅880mm×奥行き654mm×高さ1,875mm
・バイブレーションモーブグレー(H)
600L以上の大容量が欲しいけど奥行スリムでないと設置できない。そんな悩みを日立がついに解決してくれます。
幅は880mmとワイドですが奥行を654mmと相当スリムに設計できているのはすごい!
奥行65cmといえば一般的な冷蔵庫だと450Lクラスがほとんどなので相当貴重な機種になります。
まとめ買いしても食材の鮮度長持ちでロスを減らせる
たくさん入るからといって、「まとめ買いしたけど食材を使いきれずに腐らせてしまった」となってしまえば意味のない話。
そんなことが無いように、日立の冷蔵庫は食材の鮮度長持ち機能が充実しています。
- 日立冷蔵庫の食材鮮度長持ち機能
- ・特鮮氷温ルーム → 肉、魚などを7日間冷凍なしで保存
・新鮮スリープ野菜室 → 野菜をそのまま7日間シャキシャキ保存
・デリシャス冷凍 → 自動的に急速冷凍して解凍後も美味しさを損なわない
これなら安心してまとめ買いできますね!
たくさん収納しても整理しやすい棚配置
日立の冷蔵室は棚配置が素晴らしく、たくさん収納しても見やすい&取り出しやすいのが特徴。
出し入れが難しい冷蔵室の最上段は他メーカーの冷蔵庫よりも棚の高さが低い設計で使い勝手が良いです。
冷蔵室最上段は空間が広いので500mlペットボトルを立てたまま収納できます。
ミネラルウォーターや炭酸水を常備している家庭は助かりますね!
電動引き出しがとにかく楽!
冷凍室と野菜室は電動引き出しになっていて、中央のボタンを押せば自動で引き出しが開いてくれます。
これだけ大容量のタイプだと、たっぷり収納した冷凍室や野菜室は相当な重さになっています。
だからこそ、力を入れずに引き出せるの嬉しい機能ですね。
【奥行き630mm】シャープ SJ-MF46K
- シャープ SJ-MF46K 仕様
- ・定格容量:457L
・年間消費電力量:263kWh/年(2021年省エネ基準達成率101%)
・1年間の電気代目安:8,153円
・本体寸法:幅650mm×奥行き630mm×高さ1,838mm
・ラスティックダークメタル、ラスティックホワイト
ファミリークラスの大容量冷蔵庫ながら、設置スペースが限られていても設置しやすい貴重なモデル。
野菜の鮮度維持能力含めて機能が充実しているので、奥行きだけでなく性能も重視するなら第一候補になります。
この冷蔵庫に関しては別記事にて詳しく紹介しています。
庫内の清潔性を重視したい人におすすめ
シャープ家電といえばプラズマクラスター。
プラズマクラスターが冷蔵庫内を除菌してくれるので、浮遊菌や付着菌を除菌。
さらにチルド棚も取り外しができちゃう非常に珍しいモデル。
冷蔵室内のトレーは全て取り外し可能なので、汚れても簡単に取り外して拭き取れます。
野菜派に嬉しい野菜室真ん中モデル
シャープの冷蔵庫は野菜室が真ん中タイプ。
野菜の使用頻度が高い家庭には嬉しいレイアウトですね。
まとめ買いにもおすすめの大容量冷凍室「メガフリーザー」
シャープ冷蔵庫の特徴でもある「メガフリーザー」
製氷室、上段冷凍室、下段冷凍室、全部合わせて135Lの大容量冷凍ゾーン。
業務スーパーやコストコなどでのまとめ買いにも心強いサイズ感!
いちばん容量のある下段冷凍室は3段になっていて整理しやすいのもポイントです。
【奥行き635mm】AQUA AQR-TZ51N
- AQUA AQR-TZ51N 仕様
- ・定格容量:512L
・年間消費電力量:293kWh/年(2021年省エネ基準達成率105%)
・1年間の電気代目安:9,083円
・本体寸法:幅830mm×奥行き635mm×高さ1,825mm
・カラー:ダークウッドブラウン・サテンシルバー
InstagramなどのSNSでもよく投稿されている話題のモデル。デザイン性抜群です。
AQUA AQR-TZ51Nについてはこちらで詳しく解説しています。
海外モデルのようなデザイン性
有名デザイナー“深澤直人”がデザインに携わっていて、インテリア性の高い仕上がりになっています。
特にダークウッドブラウンは木目調のデザイン、質感共に高級感があってパッと見て家電製品とは思えないくらい。
海外モデルのように、上段下段ともに左右のドアを開いて使用するタイプ。
幅広薄型で、見渡しやすい、使いやすい
奥行きスリムだから奥まで簡単に手が届きます。
さらに幅が広いので全体を見渡しやすく、食品探しが簡単。
幅広タイプはドアポケットの収容量も大きいので、ペットボトルや調味料などたくさん入れてもスペースに困りません。
幅広タイプは使いやすいですが、搬入経路や設置スペースの確認はしっかり!
また、ガラス棚採用でお手入れ性も耐久性もばっちりです。
引き出し式で整理しやすい冷凍室
細分化されている冷凍室だから、ごちゃごちゃしやすい冷凍食品も綺麗に整頓できます。
冷凍室がかなり大きいからまとめ買いも安心ですね。
さらにスリム!奥行き60cm以下の薄型冷蔵庫2選
奥行き60cm以下じゃないと冷蔵庫が設置できない!
もちろんそんな部屋もあります。
容量はそこまで大きくありませんが、奥行き60cm以下の冷蔵庫を探しているならこちらを参考にしてください。
- 奥行き60cm以下冷蔵庫2選
- ・アイリスオーヤマ IRSN-IC30A(奥行き600mm)
・シャープ SJ-D18A(奥行き598mm)
【奥行き600mm】アイリスオーヤマ IRSN-IC30A-W
- アイリスオーヤマ IRSN-IC30A-W 仕様
- ・定格容量:296L
・年間消費電力量:320kWh/年(2021年省エネ基準達成率107%)
・1年間の電気代目安:9,920円
・本体寸法:幅595mm×奥行き600mm×高さ1,890mm
・カラー:ホワイト
ほぼ300Lの容量を維持しつつ奥行き600mmはとても貴重。
アイリスオーヤマだから価格もお手頃ですね。
カメラで冷蔵室の中身を撮影!スマホでいつでも在庫管理
冷蔵室ドアに搭載されたカメラが冷蔵庫内を撮影→専用のスマホアプリでいつでも冷蔵室内の状態をチェックできます。
食材の在庫管理がやりやすく、「これ買っておかなきゃだった!」を防ぎやすくなります.
※インターネット環境が必要。
全容量の3割が冷凍室!冷凍食品もたくさん入る
300L前後のクラスでは冷凍室の容量がかなり大きいタイプ。
まとめ買いや作り置きも安心です。
このくらいの容量があれば1人はもちろん、2人暮らしでも使いやすいですね。
300L未満クラスでは貴重な自動製氷モデル
自動製氷搭載はありがたいですね。
この容量のモデルはほとんど自動製氷非対応機種なので、氷をよく使う人には魅力的。
給水タンクに水を入れておけば勝手に氷を作り続けてくれるのでストック切れの心配が少なくなります。
【奥行き598mm】シャープ SJ-D18J-W
- シャープ SJ-D18J-W 仕様
- ・定格容量:179L
・年間消費電力量:310kWh/年(2021年省エネ基準達成率100%)
・1年間の電気代目安:9,610円
・本体寸法:幅495mm×奥行き598mm×高さ1,353mm
・カラー:ホワイト
一人暮らし用冷蔵庫で絶大な人気を誇るシャープ。
私も1人暮らししているときはこのタイプを使っていました。
つけかえどっちもドアで左右どちらの開きもOK
軸を付け替える事で、左右どちらの開きにも対応できます。
今後また引越しの可能性があっても安心!
軸の付け替えは誰でも簡単にできますよ♪
幅もスリムだから一人暮らし用にピッタリ
奥行きだけじゃなく、幅も495mmとスリムなので一人暮らし用のワンルームでもほとんど設置できるはず。
一人暮らし用としては冷蔵室、冷凍室もちょっと大きめタイプなので自炊派も安心です。
奥行き薄型冷蔵庫のメリット
あらためて、奥行き薄型冷蔵庫のメリットを解説しておきます。
メリットは主にこの3つ。
- 食器棚やシンクから飛び出さずに見栄えよく設置できる
- 手が届きやすく、使いやすい
- キッチンスペースを広く使える
詳しく解説していきます。
食器棚やシンクから飛び出さずに見栄えよく設置できる
やっぱり横並びの家具などと綺麗にラインを合わせたいですよね。
奥行きが600mmくらいなら写真のように他の家具に対しての飛び出しを抑えてスッキリ設置できます。
手が届きやすく、使いやすい
奥までの距離が短く、手が届きやすいのが特徴。
もっと理想を言えば、冷蔵庫は幅広タイプがおすすめ。ドアポケットの収容量も増えてとにかく使いやすいです。
搬入経路や設置スペースの条件さえ合えば、冷蔵庫は「幅広奥行スリム」が一番使いやすいです。
キッチンスペースを広く使える
そもそも日本のキッチンって狭いんですよね。
冷蔵庫を置くと、手前のスペースがかなり狭まってしまいます。
奥行きを抑える事が出来れば作業スペースが広くなってストレスフリー。
料理中も作業効率も上がって◎
奥行き薄型冷蔵庫のデメリット
奥行き薄型タイプの冷蔵庫はもちろんメリットばかりではありません。
デメリットについてもしっかり紹介しておきます。主に以下の2点。
- 収容量が制限される
- 選べる種類が少ない
詳しく解説していきます。
収容量が制限される
奥行きスリムタイプで一番大きい容量はAQUAの500Lクラスになります。
一般的に600Lクラスになれば奥行きは700mmを超えてくるので、大容量タイプ&奥行き薄型タイプは選ぶことができないです。
また、奥行き薄型のタイプはどうしても冷蔵庫内も窮屈な作りになっています。
特に野菜室が小さい傾向にあるので野菜室の容量を重視したい人には物足りないかもしれませんね。
選べる容量が少ない
家族向けの冷蔵庫で奥行き薄型冷蔵庫って種類がかなり少ないです。
この記事でも紹介したAQUAのTZシリーズが奥行きスリム&大容量で最近人気のモデルですが、横幅で搬入NGになることが多く、結果として容量を諦めるしかないパターンも少なくありません。
冷蔵庫選びにおいての希望全部を叶えるのは難しいので、優先順位をしっかり決めて選ぶようにしましょう。
まとめ:奥行きスリム冷蔵庫は今後のトレンドになってくるはず
奥行き薄型のスリムタイプ冷蔵庫は使いやすいのに種類が非常に少ないのがネック。
今は奥行き65cm~70cmが主流になっているので、今回紹介した冷蔵庫はかなり薄型のタイプ。
しかしここ1,2年で奥行きがスリムになった冷蔵庫がどんどん登場していっているので今後は奥行薄型タイプが人気になってくると思います。
冷蔵庫については、機能性や収容量だけでなく、設置した後のキッチンの状態も気にする必要があります。
冷蔵庫は大きいタイプが欲しいけどキッチンが必要以上に狭くなったら嫌ですもんね。
どの冷蔵庫にするか考えるうえで何を一番優先すべきかを決めて選んでいくと失敗や後悔が少なくなります。
あなたの冷蔵庫選びに、この記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。