Amazonや楽天などのネットショップを中心に販売されているPHILIPS(フィリップス)の空気清浄機「AC0650」
フィリップスは電動歯ブラシやシェーバーのメーカーというイメージだと思いますが、実は空気清浄機も取り扱いがあります。
フィリップスはオランダに本拠地を置くメーカー。ヘルスケア製品を中心とした製品を開発していて、実は空気清浄機もデザイン性やコスパの良さから人気があります。
しかし家電量販店などで実際に見る機会が少ないので、「これ本当に良いの?」という疑問や不安があると思います。
というわけで今回は実際にフィリップスの空気清浄機「AC0650」を試したうえで徹底レビューしていきます。
本記事の信頼性
- こんな悩みを解決します
- ・フィリップス空気清浄機「AC0650」を実際に試したレビューが気になる
・AC0650のメリット・デメリットを知りたい
・AC0650は本当におすすめ?
Contents
フィリップス空気清浄機「AC0650」レビュー
それでは実機をチェックしてみましょう。
付属品は「本体」「電源コード」「フィルター(本体内に包装された状態で同梱)」「ユーザーマニュアル」その他には外国語で書かれた書類です。
英語などの外国語で書かれた書類は気にしなくて大丈夫です。ユーザーマニュアルに日本語でちゃんと説明されているから使用も設定も問題ありませんでした。
特徴
- AC0650 仕様
- ・最大適用床面積:24畳
・運転モード:ターボ/ミディアム/スリープ
・サイズ(約):幅23cm×奥行き22cm×高さ34cm
・フィルター:NanoProtect HEPA
・フィルター耐用年数:1年
・電気代:約5円(24時間使用した場合)
一般的はHEPAフィルターよりも優秀なのがフィリップスのフィルター。
PM2.5の1/800以下の大きさの粒子も99.97%以上除去できる実力を持っているので、部屋に浮遊する微細なゴミやウイルスをしっかりキレイにしてくれます。
もちろんP.2.5よりも大きいハウスダストや花粉もしっかりキャッチできるので、花粉症対策としても効果を期待できます。
電気代も1日中使い続けて約5円しか掛かりません。
最大適用床面積は24畳まで対応しているので寝室や書斎だけでなくリビングでも活躍してくれるパワフルさもあります。
最大適用床面積は簡単に言うと、「30分できれいにできる部屋の広さ」を表しています。つまりその数字の広さまで対応しているというよりは空気清浄のパワーの指数と思っていた方がよいです。
「我が家は24畳もないからこの商品は能力高すぎる」というわけではないので、一人暮らしでも候補に入れて全く問題ありません。
使い方
使うまでの準備もとても簡単でした。
フィルターをセットして電源を繋いで運転開始するだけ。運転モードの切り替えは本体天面の中心にあるボタンを押せば切り替えできます。
フィルターのセットや交換は本体をひっくり返して裏面のフタを開けておこないます。
ツマミを回してフタを開けて…
本体にフィルターをセットしたら完了!固定させたりもなく、フィルターを本体に入れるだけなので簡単です。
ちなみに本体の操作はスマホ連携してアプリ操作できるようにしておくとかなり便利です。
- スマホアプリでできること
- ・電源のON/OFF
・運転モード変更
・居住地域の大気環境チェック
・フィルター交換の目安チェック
・スケジュール運転設定
アプリ画面はこんな感じ。
iPhoneならSiriを利用したショートカットも利用できるので音声で操作もできます。
普段のお手入れは本体の汚れを拭き取ったり、1か月に1回フィルターの表面を掃除機でキレイにしたりするだけでOK。
フィルター交換は1年に1回、本体やスマホアプリで交換時期になるとお知らせしてくれるので専用のフィルターを購入して交換しましょう。
実際に使ってみた感想
あえて機能を絞ってあるので操作がかなりシンプル。スマホ連携なしだと電源繋げばすぐに使えますし、スマホ連携すればもっと便利に使えます。
AC0650は加湿機能が付いていませんが、そのお陰でお手入れ箇所も少なく、カビ対策なども必要ないので加湿にこだわらないならむしろ嬉しいポイントですね。
本体はちょっとしたゴミ箱サイズのコンパクトさなのでお部屋を圧迫しません。
ちなみに電源コードは1.5mと結構長めになっています。
AC0650を使って感じたメリット・デメリット
数日使い続けて感じたメリットやデメリットについて解説していきます。
購入を検討しているなら必見です。
AC0650のメリット
個人的には総合評価は高くデメリットをメリットが上回っているなと感じました。
“普段使いしやすか”という点において約1万円という価格帯でこれだけあれば充分すぎです。
操作が簡単
モードも3種類、言ってしまえば「強・中・弱」なので非常にわかりやすい。
スマホ連携をすれば本体を触る機会はお手入れするときくらいですし、スマホのアプリ画面も非常にシンプルだから直感的に操作ができます。
だからこそ本体デザインもボタンや操作用の文字を抑えられていてインテリア性の高いものに仕上がっています。
手入れが楽
特徴のところでも紹介しましたが、フィルター掃除は月に1回、フィルター交換は年に1回とかなり楽。
本体もそんなに重くないので誰でも簡単に持ち上げて場所を移動させることもできます。
予想以上に静かだった運転音
これは私の予想を良い意味で裏切ってくれました。
それなりには音がするかなと思っていましたが、ミディアムモード(中)運転であまり気になりません。
エアコンの暖房の音の方が全然大きいです。
扇風機とあまり変わらない感じですね。ターボモード(強)にすれば扇風機の強運転に近い音ですし、スリープモード(弱)は余程音に敏感な人でない限り睡眠の邪魔になることは無いと思います。
ちなみにAC0650は本体の操作ボタンが天面に1つあるだけなので暗い部屋でもあまり光が目立たずに気が散りませんでした。
AC0650のデメリット
正直大したデメリットでも無いのですが、使っていて「ここはちょっとな…」と感じた点を紹介します。
電源の位置が使いにくい
電源の位置が本体背面の下側にあります。
なのでスマホ連携せずに本体のみで操作をしようとすると電源のON/OFFがやりづらいです。
正直AC0650はスマホ連携をすべき空気清浄機だと思います。
アプリ設定でつまずく人もいるかも
スマホアプリのインストールから設定までは同梱されている「ユーザーマニュアル」と起動したアプリの指示に従っていけば大丈夫です。
しかし何点かわかりづらい箇所があるので紹介しておきます。
本体をWifi接続する際の初回セットアップ
ユーザーマニュアルでは電源を入れるとWifiインジケータ(電波のマーク)がオレンジ色に点灯となっていますが、私の場合はなりませんでした。
別途調べてみると、AC0650は「本体の電源が入っている状態で電源ボタン長押し」でインジケータが点灯しました。
Wifi設定時は2.4Ghz帯のみ対応
本体をWifi接続するとき、5Ghzのネットワークには対応していないので、2.4Ghzの方で接続するようにしましょう。
接続時のSSIDやパスワードはインターネットのルーター本体に記載があるはずなのでそちらをチェックしてください。
AC0650はこんなあなたにおすすめ
実際に使ってきたうえで、フィリップス空気清浄機「AC0650」がどんな人におすすめなのかを最後に解説します。
とりあえず部屋の空気をきれいにしたい人
そこまで性能やその時々の機能の使い分けを細かくやりたいわけではなく、とりあえず部屋の空気を今よりキレイにしたいという人にピッタリな空気清浄機です。
空気清浄機は他メーカー含めるとたくさんの機種が販売されています。
例えばイオンによる除菌、加湿機能、センサーを使って空気の状況を見ながらの自動運転などの機能が搭載されたものなど高グレードの機種もあります。
しかし価格帯は5万以上、それどころか10万円前後するようになるので気軽に買える値段ではありません。
部屋のホコリや花粉、ウイルスなどをキレイにしたいという、純粋な空気清浄機能をメインで考えるなら1万円台という価格は相当魅力的です。
- 初めての空気清浄機を検討している
- 一人暮らしで使える空気清浄機を探している
- 寝室や子供部屋用にコンパクトで静かな空気清浄機を探している
以上のような人たちにもおすすめです。
機能や性能重視ならAC2939がおすすめ
コンパクト性も大事だけど、もう少し性能も求めたいというなら同じフィリップスの「AC2939」もおすすめです。
型式 | AC2939 | AC0650 |
最大適用床面積 | 60畳 | 24畳 |
運転モード | 自動/ターボ/ジェントル/スリープ | ターボ/ミディアム/スリープ |
フィルター | NanoProtect HEPA+活性炭 | NanoProtect HEPA |
フィルター耐用年数 | 3年 | 1年 |
電気代(24時間あたり) | 約30円 | 約5円 |
空気清浄能力がよりパワフルになっているので広めのリビングでも申し分ない実力を発揮してくれます。
さらに活性炭フィルターも搭載されているので、不快な臭いにも効果が高くなり、より快適なお部屋を維持してくれます。
フィルター交換も3年に1度になりますし、フィルター交換時は本体側面のフタを開けるだけでできるのでAC0650よりもさらにお手入れが楽になっていますね。
部屋の空気状況をセンサーで検知し自動で最適な運転をしてくれる自動モードも搭載。空気の清潔性も本体の表示パネルにカラーライトで表現してくれたりと至れり尽くせり。
スリープモードにすれば、さらに静かに運転できるようになっていますし、チャイルドロックも搭載されているから小さな子供やペットがいる家庭にもおススメです。
これだけ機能性能がプラスされて5万円以内で余裕で収まるのでこちらもコスパはかなり高いです。
フィルター交換の頻度が3分の1になると考えればAC0650との差もそこまで大きいとは感じません。
電気代は24時間運転して約30円ですが、一般的な空気清浄機がそのくらいなので特段高いわけではないです。
より性能機能を重視するならAC2939を選びましょう。
フィリップス空気清浄機の口コミは?
国内での口コミが少ないので不安だと思います。
私も実際に手に入れるまで「本当に大丈夫か?」と疑っていましたが結構しっかりしていてコスパ良く安心しました。
フィリップスの空気清浄機についてのコメントを集めました!
家にコロナ罹患者が出た時のために、フィリップスのHEPA空気清浄機を買いました。48畳対応品を18畳に。わりと静か。サーキュレーターも兼ねており。 pic.twitter.com/Crk1TzwvTS
— 山猫だぶ㌠ (@fluor_doublet) December 13, 2022
マジで結界レベル…どんどん空気良くなって呼吸が軽くなっていく、、しゅごい…😭めっちゃ静音だし。。安心安全のPHILIPS様やでぇ…ではここで空気清浄機下手くそ写真展をご覧ください(寝ながら頭の上にあるのを撮ろうとしてこうなった)(横着でしかない) pic.twitter.com/Ym0XTEpiTs
— 𝗬𝗨𝗞𝗜𝗞𝗢 𝗧𝗔𝗜𝗠𝗔 (@jukiko08) November 4, 2022
PHILIPSの空気清浄機とても優秀。
デザインに惹かれて購入したけど、今日は布団シーツを洗濯しようと外したら、反応しまくった。
毎日掃除機でホコリ取ってるのに、赤ランプ点いてショック😱 pic.twitter.com/d7Zlk8R2dD— makomako (@makomak19712735) October 8, 2022
他のと悩んでたけどフィリップスの空気清浄機で正解だった
フィルターの性能が段違いで良い— Celica🦋 (@celica_VRC) September 30, 2022
PHILIPSの空気清浄機、かなりイイ!モーニングアタックなくなったし、猫のトイレのたびに全力で働いてる…!アレルゲンを吸い取ってくれればと思っけど、期待以上の仕事ぶりです
— 古座🔰 (@kozakana00) August 25, 2022
低評価の口コミを一生懸命探しましたが好評なコメントばかりでした。
低価格な商品は低評価レビューが多くなりやすいのですが、これだけ高評価が多いと安心できます。
まとめ
約1万円で卒なく部屋の空気をきれいにできるフィリップスの空気清浄機「AC0650」
家電量販店での取り扱いがあまり無く、Amazonや楽天などのネットショップでしか見かけないので購入に踏み切れない人もいるかと思いますが、実際に私が試してみた感想としては「使いやすさ」「お手入れのしやすさ」「静音性」そして「デザイン性」どれをとっても1万円以上の価値は余裕で超えていると感じました。
フィリップスは海外メーカーということで、国内ではシャープやパナソニックに比べると空気清浄機としてのイメージは少ないかもしれませんが、欧州ではメジャーで人気も高いです。
メーカー保証も最初から2年ついているので安心して使えます。
予算を抑えて空気清浄機を検討しているなら、フィリップスのAC0650は非常におすすめですのであなたも試してみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。