こんな悩みを解決します
- パナソニックと東芝。ドラム式洗濯機って何が違うの?
- 正直どっちを選んだらよいの?
本記事の信頼性
Contents
パナソニックNA-VX900Bと東芝TW-127X9は何が違うの?
パナソニックと東芝 どっちも共通して出来ること
温水洗浄
水道水を洗濯機内で温めて洗える温水洗浄。
図の通り、約37℃で皮脂が溶け出し、約40℃で洗剤の酵素が活性化するため、40℃での洗濯は洗浄力がかなり高くなります。
海外メーカーのドラム式洗濯機は標準搭載していることが多いこの「温水洗浄」がパナソニックと東芝の機種には搭載されています。
安定して洗剤が溶けやすくなる=洗剤カスも残りにくいので、カビ対策にもなってここ数年人気の機能ですね。
洗剤柔軟剤自動投入
最近の洗濯機選びにおいて、一番のトレンドではないでしょうか。
この機能はメリットだらけ!
パナソニックから始まり、今や国内主要メーカーの上位機種は全て搭載されています。
自動投入のメリット
- ボトルの保管が不要
- 毎回の計量不要
- 入れすぎ防止でカビ、ニオイ、詰まりのリスク軽減
- 洗剤不足による洗浄力不足を解消
デメリットを言えば、どのメーカーも初期設定は「OFF」なので設定が必要な点と、定期的なお手入れ(3か月に1回)が必要なところでしょうか。
2度洗いコース
まさに今までのドラム式洗濯機の悩み解消機能です。
洗剤自動投入の機能を利用して連続で2度洗うコース。
汚れ移りや色移り、黒ずみ対策としてかなり効果的。
ドラム式は縦型式と違ってここが若干弱めだったので弱点を克服してきました。
ポイント
ちなみに2度洗いコースはパナソニックと東芝で差が出ています。
- パナソニック → 所要時間約40分(11kgまでOK)
- 東芝 → 所要時間約60分(3kgまでOK)
所要時間と対応容量を考えればパナソニックの方が普段使い出来そうですね。
洗濯槽自動おそうじ
これも対応しているメーカーが多いので最近ではメジャーな機能の1つ。
すすぎ時に洗濯槽の裏側を洗浄することで洗剤カスを流し落としてくれる便利機能です。
注意ポイント
これやってたからといって洗濯槽の槽洗浄(洗濯槽クリーナーを使用する定期メンテナンス)が不要というわけではありません。
定期的な槽洗浄時の効果をより高めるためのものというイメージです。
スマホ連携(遠隔操作)
こちらも最近話題の機能。
外出先での遠隔操作や、スマホでお知らせ(洗濯終了、自動投入タンクの残量など)を受け取ることが出来る便利な機能です。
帰宅時間が決まっていない外出時や、戸建て住宅など広い家で、洗濯機の運転状況をマメに確認出来ない人には重宝します。
パナソニック NA-VX900Bの独自機能
ここからは独自機能を紹介。
まずはパナソニック NA-VX900Bの独自機能から。
60℃槽クリーン
パナソニックの温水洗浄は東芝よりもコースが豊富。
60℃槽クリーンは、その名の通り、60℃まで温めたお湯をスチームにして洗濯槽を洗う機能。
- 洗濯槽クリーナー不要!
- 約2時間で終了!
これが非常に画期的!普通に槽洗浄すれば、10時間以上時間は掛かるわ、洗濯槽クリーナー買わなきゃだったりと気軽に出来ないので、これは便利。
40℃毛布コース
毛布コースで40℃が対応しているのはパナソニックのメリット。
毛布ってこまめに洗わないので正直結構汚いです。
汗や皮脂をしっかり温水で落とせるのは嬉しいですね。
ナノイーX
除菌消臭に効果ありのイオン。
空気清浄機やエアコン、ドライヤーにも搭載されているのでお馴染みですね。
洗濯槽内のカビ予防だけでなく、水で洗えない衣類の除菌消臭も出来ます。
コートやジャケット、ブーツやぬいぐるみにもおすすめ。
ステンレス乾燥フィルター
一般的な化繊フィルターと違い、清潔性、お手入れ性が非常に良くなります。
正直パナソニックのドラム式洗濯機って値段高いなと思いますが、こういう1つ1つのパーツの質が高いんですよね。
熱交換器自動洗浄
乾燥機能をガンガン使うならこの機能は非常に魅力的。
熱交換器にホコリが詰まると、とにかく乾燥効率が悪くなります。
一般的なドラム式洗濯機は熱交換器が本体下部にありますが、パナソニックは上部に搭載されているので給水口から水を持ってくることが簡単。
毎回自動で熱交換器に高圧の水で洗浄が入るので、ホコリを洗い落としてくれます。
東芝 TW-127X9の独自機能
次は東芝ドラム式洗濯機 TW-127X9の独自機能を見てみましょう。
洗濯容量12㎏/乾燥容量7㎏の国内最大容量
国内最大の洗濯容量、乾燥容量なので1度にたくさん洗濯したいという人におすすめ。
その分洗濯槽内が広いので、ゆとりを持って洗濯乾燥が出来る分、洗いムラや乾燥の仕上がりも良くなりやすいです。
容量が大きい分、洗濯機本体の奥行きが75センチと他のドラム式洗濯機よりも出っ張ってくるのでそこだけ注意です。
50℃温水洗浄
パナソニックも東芝も温水洗浄対応ですが、東芝は独自の温度帯50℃コースがあります。
牛脂などの食油が溶け出すのが約50℃。
普通の洗濯では落としきれなかった食べこぼしのシミに効果的なコースになります。
Ag+抗菌水
Ag+抗菌ビーズが内蔵されていて、そこから溶け出した抗菌成分が衣類を抗菌。
雑菌の繁殖を抑えて、部屋干し臭などを抑制してくれます。
S-DDモーター搭載で低騒音・低振動
ギアやベルトの無い、ダイレクトドライブ方式。
初動の時は揺れが少し大きめですが、一般的なベルト式に比べると運転が安定すれば静音性が高いのが特徴です。
また、振動吸収クッションを搭載しているので低振動。
片寄りエラーも起きにくくなるので、
- 脱水のやり直しによる余分な水使用削減
- バスマットやジーンズだけなど少量洗いでもエラーが起きにくい
などのメリットがあります。
乾燥ダクト自動お手入れ
乾燥フィルター手前の乾燥ダクトもホコリが溜まれば風の循環が悪くなり、乾燥効率の低下に繋がってしまいます。
そのダクトに毎回自動で水を流してキレイにしてくれます。
パナソニックNA-VX900Bと東芝TW-127X9 どっちがおすすめ?
結局どっちが良いのか。
予算や使い方に合わせておすすめも変わってくるので以下を参考にしてあなたにピッタリな方を選びましょう。
高性能・高品質のパナソニック NA-VX900B
Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 NA-VX900BL-W
価格は約30万円と高価格帯ですが、その分充実した機能としっかりした作りで安心安定。
これを選んでおけば間違いないというレベルの完成度の高さがウリです。
こんな方におすすめ
- せっかっく買うならとにかく高品質高性能
- お手入れ性が高い機種を探している
- 衣類の除菌消臭、花粉対策もやりたい
ちなみに、ナノイーXやスマホ連携が不要な人はNA-VX800Bがおすすめ。
詳しくはこちらをどうぞ。
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NA-VX900BとNA-VX800B。元販売員が違いを解説!
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とことんこだわらないなら価格も安い東芝 TW-127X9
TOSHIBA ドラム式洗濯乾燥機 ZABOON TW-127X9L(T)
パナソニックのNA-VX900Bと機能性能は酷似しているものの、価格は5万円程安いので手に入りやすいのが特徴。
アメトークでも紹介されていましたが、運転音の静かさもウリ。
また、ブラウン色という洗濯機では珍しいカラー展開しているのも貴重ですね。
こんな方におすすめ
- パナソニック高すぎと思っている
- とにかく大容量洗濯できるドラム式洗濯機を探している
- 運転音を抑えたい
どっちも人気機種のため、お取り寄せ時は納期に注意!
今回紹介した2機種ですが、どちらも家電量販店、ネット販売どちらにしろ納期めちゃくちゃ悪いです。
店頭在庫が無い場合、納期1か月~2か月くらいの状態みたいなので、検討している人はその点にご注意を。
ただ、価格は昨年秋の発売から比べてかなり価格も下がっているので、購入するなら買い時にしっかり入っています。
納期問題無いなら今のうちに購入しておくのがアリかもですね。
※2021.7.15追記 パナソニックドラム式洗濯機が部品工場火災の影響で現在新規受注停止状態です。
詳しくはこちら
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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