秋冬は空気が乾燥しやすく、ウイルス感染のリスクが高まる季節。
毎年この季節は空気清浄機を求める方が増えてきます。
しかし、数年前から家庭用として登場したジアイーノもウイルス対策家電として名前を良く聞きますよね。
ジアイーノと空気清浄機。出来る事は同じなのか、違うのか。わかりやすく解説していきます。
本記事の信頼性
Contents
ジアイーノと空気清浄機の違い
ジアイーノ(ziaino)
Panasonic 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV4100-SZ
まず、ジアイーノは空気清浄機ではありません。全く違う特徴をもった家電製品です。
空間の除菌、脱臭に特化しており、ウイルス、ニオイを素早く抑制できます。
水道水と塩を電気分解することで生成された「次亜塩素酸」を揮発させ、室内の放出することで部屋に付着した菌やウイルスを抑制していきます。 次亜塩素酸は高濃度すぎると取り扱いに注意が必要ですが、ジアイーノから揮発される次亜塩素酸は環境基準を下回る濃度での放出されているため、安全性も確認出来ています。
空気清浄機でもウイルス抑制やニオイ抑制に効果はありますが、ジアイーノは効果のスピード性が違います。菌やウイルス、ニオイに素早く反応してくれる点、浮遊菌では無く、付着菌にも高い効果がある点が空気清浄機と異なります。
また、発生し続けるニオイに対して空気清浄機は効果が実感できにくい場合がありますが、ジアイーノはそういった場合にもしっかり対応が出来ます。
空気清浄機
空気清浄機は空気中に浮遊しているものを気流を作って本体に吸い込みます。そこで吸い込まれた物質を何層ものフィルターでキャッチし、空気をキレイにすることが出来ます。
ジアイーノの集塵機能は限定的なので、ホコリなどより幅広い物質に対して対策が取れるのが空気清浄機の良い点。
一言で言えば「広く、浅く。」それが空気清浄機です。
また、余程低価格モデルで無ければ加湿機能も搭載しているので、室内の湿度管理がやりやすいのは空気清浄機になります。
一番おすすめは両方併用です。
お互いの目的が違う
今までのまとめになりますが、それぞれの違いは以下の通り。
ジアイーノ → 除菌脱臭に特化。ハウスダストなどの集塵は弱い。
空気清浄機 → ハウスダストなど幅広く空気中の物質を集塵。除菌脱臭には即効性弱い。
ジアイーノと空気清浄機、似ているようでそれぞれ役割が違うのです。
併用のメリット
ジアイーノと空気清浄機は同じ部屋で併用可能です。
空気清浄機で広く集塵をしつつ、ジアイーノで菌やウイルスを除菌。また、発生し続けるニオイ(ペット臭など)もジアイーノの能力でしっかり抑制することで、より快適な空間を作り上げる事が可能です。
設置方法
ジアイーノと空気清浄機を併設する際、大事なのは設置方法です。
お互いから出る気流がぶつかってしまうと、それぞれの効果を発揮しづらくなってしまいます。
それぞれの気流同士がぶつかり合わないように、向かい合わせにならない向きでそれぞれ設置しましょう。
※パナソニック公式HPより引用
まとめ
ジアイーノと空気清浄機は家電量販店では同じ売場に展開されていることが多く、中々その違いが分かりづらい製品です。
但しそれぞれ目的が異なるので、何が必要かを考えて選ぶと良いです。
ちなみに、人間が一生のうちに体内に取り込む物質の半分は空気です。
食べ物や水にも気を遣う時代。であれば空気にも気を遣いたいという方が増えたのもジアイーノや空気清浄機が注目される理由かもしれませんね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。