パナソニック公式HPより
秋冬は空気が乾燥しやすく、ウイルス感染のリスクが高まる季節。
毎年この季節は空気清浄機を求める方が増えてきます。
ジアイーノと空気清浄機。
どんな違いがあるのか…。元家電販売員の視点で、わかりやすく解説していきます。
本記事の信頼性
Contents
ジアイーノと空気清浄機の違い
ジアイーノ(ziaino)
まず、ジアイーノは空気清浄機ではありません。
全く違う特徴をもった家電製品です。
空間の除菌、脱臭に特化しており、ウイルス、ニオイを素早く抑制できます。
ジアイーノが空気清浄機より優れている点は大きく3つ。
- 空気中の浮遊菌だけでなく、ドアノブなどの付着菌にも高い効果がある
- 菌やウイルス、ニオイに対しての反応が早い
- 発生し続けるニオイ(ペット臭やオムツ臭など)にも高い効果を実感しやすい
参考:ジアイーノの仕組み
水道水と塩を電気分解することで生成された「次亜塩素酸」を揮発させ、室内の放出することで部屋に付着した菌やウイルスを抑制していきます。 次亜塩素酸は高濃度すぎると取り扱いに注意が必要ですが、ジアイーノから揮発される次亜塩素酸は環境基準を下回る濃度での放出されているため、安全性も確認出来ています。
空気清浄機
SHARP プラズマクラスター25000搭載 加湿空気清浄機 KI-NS70-W
空気清浄機は空気中に浮遊しているものを気流を作って本体に吸い込みます。
そこで吸い込まれた物質を何層ものフィルターでキャッチし、空気をキレイにしていく仕組み。
ジアイーノほどの除菌・脱臭能力はありませんが、ウイルスなどに限定せずに空気中の浮遊物を集めてくれるのが特徴。
一番おすすめはジアイーノと空気清浄機の併用です。
じゃあ結局どっちを選んだら良いのか。
結論言うと、理想はジアイーノと空気清浄機の併用です。
両方を同時に使用した方が室内の空気をよりキレイに保ってくれます。
そもそもお互いの役割が違う
今までのまとめになりますが、それぞれの違いは以下の通り。
ジアイーノ → 除菌脱臭に特化。ハウスダストなどの集塵は弱い。
空気清浄機 → ハウスダストなど幅広く空気中の物質を集塵。除菌脱臭には即効性弱い。
併用のメリット
ジアイーノと空気清浄機は同じ部屋で併用可能です。
空気清浄機で広く集塵をしつつ、ジアイーノで菌やウイルスを除菌。また、発生し続けるニオイ(ペット臭など)もジアイーノの能力でしっかり抑制することで、より快適な空間を作り上げる事が可能です。
設置方法
ジアイーノと空気清浄機を併設する際、大事なのは設置方法です。
お互いから出る気流がぶつかってしまうと、それぞれの効果を発揮しづらくなってしまいます。
それぞれの気流同士がぶつかり合わないように、向かい合わせにならない向きでそれぞれ設置しましょう。
パナソニック公式HPより
ジアイーノのラインナップ
パナソニック公式HPより
パナソニックから発売されている家庭用空間除菌脱臭機「ジアイーノ」のラインナップを紹介しておきます。
ラインナップは3タイプ。
- F-MV4300(~18畳)
- F-MV2300(~12畳)
- F-MV1300(~9畳)
F-MV4300 (~18畳)
仕様
- 寸法:高さ710mm×幅398mm×奥行き270mm
- 適用床面積:~18畳(~30㎡)
- タンク容量:約4.0L
- 加湿適用床面積:木造和室→~11畳(18㎡) / プレハブ洋室→~18畳(~30㎡)
- 連続運転時間(加湿標準時):強→約11.4時間 / 中→約16時間 / 弱→約23.5時間
- 主な機能:塩タブレット自動投入/加湿機能/4輪キャスター
家族やペットが集まるリビング用におススメのタイプ。
運転に必要な塩タブレットも自動投入なので毎回の投入の手間が省けます。
F-MV2300 (~12畳)
仕様
- 寸法:高さ710mm×幅398mm×奥行き270mm
- 適用床面積:~12畳(~20㎡)
- タンク容量:約4.0L
- 加湿適用床面積:木造和室→~7畳(12㎡) / プレハブ洋室→~12畳(~20㎡)
- 連続運転時間(加湿標準時):強→約16時間 / 中→約25時間 / 弱→約40時間
- 主な機能:塩タブレット自動投入/加湿機能/4輪キャスター
本体サイズや機能面はF-MV4300と一緒です。
F-MV1300 (~9畳)
Panasonic 空間除菌脱臭機 ziaino 9畳用 ホワイト F-MV1300-W
仕様
- 寸法:高さ580mm×幅360mm×奥行き230mm
- 適用床面積:~9畳(~15㎡)
- タンク容量:約1.8L
- 連続運転時間:強→約10時間 / 中→約18時間 / 弱→約36時間
- 主な機能:静音モード/切タイマー(2時間後/4時間後)
書斎や寝室、子供部屋におススメのコンパクトタイプ。
特に受験生の子供のお部屋などに設置してウイルス対策として選ぶ人が多いです。
まとめ
ジアイーノと空気清浄機は家電量販店では同じ売場に展開されていることが多く、中々その違いが分かりづらい製品です。
但しそれぞれ目的が異なるので、何が必要かを考えて選ぶと良いです。
- ジアイーノ → 除菌脱臭に特化。
- 空気清浄機 → ハウスダストなど空気中に浮遊しているものの集塵が主な役割
ちなみに、人間が一生のうちに体内に取り込む物質の半分は空気です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。