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大手国内メーカーのドラム式洗濯機は毎年10月~12月に新製品が発売されます。
今年も各メーカーから続々と新製品情報が発表されていますので、発売日や特徴をまとめました!

今年はパナソニックに寄せてきた他メーカーと、さらに一歩進んだ提案をしてきたパナソニックという構図になったと感じます。
後半で家電販売員として私がおススメするドラム式洗濯機も紹介しています。ドラム式洗濯機選びの参考にしてください。
本記事の信頼性
- こんな悩みを解決します
- ・新製品の特長を知りたい!
・新製品の発売日はいつ?
・ドラム式洗濯機のおすすめ機種は?
2023年ドラム式洗濯機新製品をメーカー別に解説

2023年発売の国内各メーカーのドラム式洗濯機の特徴を簡単に紹介します。
- パナソニック → 洗剤自動投入がさらに使いやすく進化
- 日立 → (発表待ち)
- 東芝 → お手入れ性と清潔性アップ
- シャープ → お手入れ性アップ

メーカーごとに今年の進化ポイントや特徴を詳しく解説していきます。
【パナソニック】新型ドラム式洗濯機 LXシリーズ
個人的に一番ド安定メーカーのパナソニック。
全体的なラインナップの中で注目なのは、洗剤自動投入タイプのラインナップ拡充です。昨年は自動投入非対応だったNA-LX125が2023年モデルはついに対応。

2022年モデルでは日立、東芝が自動投入対応モデルを広く展開していたのでその対策だと思います。
パナソニックのドラム式洗濯機(LXシリーズ)はメーカー指定価格商品といって、どの家電量販店でも均一価格&値引き交渉不可です。
だからこそ低価格モデルに自動投入が対応したのは嬉しいポイントですね。

メーカー指定価格商品については別記事で詳しく解説していますよ!
それではパナソニックドラム式洗濯機の新モデル特徴を解説していきます!
洗剤自動投入がさらに便利に!

パナソニックの自動投入機能は他メーカーと大きく差別化さていて、洗剤・柔軟剤だけでなく、おしゃれ着用洗剤まで対応していました。

今回のモデルはおしゃれ着用洗剤限定ではなく、漂白剤をタンクに補充できるようになりました!
おしゃれ着用洗剤はあまり使っていないという家庭でも自動投入機能をフル活用しやすくなり、使いやすさが各段にアップ!

衣類を汚しがちなお子様がいる家庭で大活躍してくれますね♪
コースがさらに充実!
普段の衣類だけでなく、寝具やカーテンなどの洗濯時にも専用コースで対応可能。
- 【NEW】敷きパッドコース(DL)
- シーツコース(DL)
- ダニバスターコース(DL)
- 【NEW】レースカーテンコース(DL)
- 約40℃毛布コース
※DL表記のものはダウンロードコースでスマホ連携対応機種のみ

毎日洗濯するものでないからこそしっかり洗いたいし、今までどのコースでどういう設定で洗えば良いか悩んでいたのから解放されますね!
さらに今回はLXシリーズ全機種で「はっ水回復コース」が新たに登場。

乾燥熱を利用して着用していくうちに機能が落ちたはっ水機能を復活させます。

マウンテンパーカーなどのアウトドア衣類に役立つ機能です。
デザイン性とコンパクト性重視のCubleもあり
パナソニックとしてはLXシリーズがレギュラーシリーズではありますが、本体奥行きのコンパクト性やデザイン性の高さから「Cuble(キューブル)」も根強い人気があります。


一般的なドラム式洗濯機よりも奥行が5センチ以上スリムなので、設置しても前面の出っ張りが少ないのが特徴!
詳しい特徴については別記事をどうぞ。
【日立】新型ドラム式洗濯機 ビックドラム

2023年発売モデルの公式発表待ちです…。発表後に更新予定!
【東芝】新型ドラム式洗濯機 ZABOON(ザブーン)
パナソニックを中心に他メーカーの人気の機能を取り入れつつ、独自のウルトラファインバブル洗浄やUV除菌で差別化を図る東芝。
全機種自動投入対応なので国内主要メーカーの中で一番手頃な価格で自動投入対応モデルが手に入ります。

今回の目玉は「ドアパッキン洗浄対応」と「UVパワー強化」の2点!
詳しく解説していきます。
メンテナンス機能がさらに充実
快適にドラム式洗濯機を使い続けることができるように、メンテナンス機能がさらに充実しました。

追加されたメンテナンス機能の中で注目すべきはこの2つ!
- ドアパッキン洗浄
- 60℃温水槽クリーン
ドアパッキン洗浄

洗濯のたびにドアパッキンの内側を大流量の水を流してホコリを洗い流します。

ドラム式洗濯機を使用している人はここのお手入れがいかに面倒かを理解していると思うのでこれは相当魅力的です!
60℃温水槽クリーン

パナソニックのドラム式洗濯機に搭載されていた人気機能。
洗浄剤なしで洗濯槽の除菌や黒カビ抑制をかけれる便利機能です。

すでに黒カビが発生している場合は専用洗浄剤を使って槽洗浄をしましょう。
ハイパワーUV照射で除菌性能アップ

最上位機種のTW-127XP3においてはUV照射のパワーが従来の5倍に向上。
除菌効果を得るまでの時間短縮やウイルス抑制もできるようになっています。

水で洗えない衣類の除菌、ウイルス抑制、消臭もできるのでイオンを持つパナソニックやシャープと似たようなことが可能になっています。

洗濯槽の回転をON/OFFできるのは使い勝手良さそうです。
予約・早期購入でミラブルZEROが必ず貰える

毎年、東芝ドラム式洗濯機の早期購入特典でミラブルが貰えるキャンペーンをやっていますが、今回は何と最新モデルのミラブルZEROになっていてお得度がアップしています。
【シャープ】新型ドラム式洗濯機
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型式(左開き) | ES-X11B-*L | ES-V11B-NL | ES-G11B-SL |
右開きタイプ | ES-X11B-*R | ES-V11B-NR | ES-G11B-SR |
発売日 | 2023年9月14日 | 2023年9月14日 | 2023年9月14日 |
カラー | クリスタルシルバー リッチブラウン | アッシュゴールド | シルバー系 |
スマホ連携 | △ ※遠隔予約運転不可 | △ ※遠隔予約運転不可 | × |
洗濯容量 乾燥容量 | 11㎏ 6㎏ | 11㎏ 6㎏ | 11㎏ 6㎏ |
定格洗濯時間(約) 定格洗濯乾燥時間(約) | 35分 155分 | 43分 170分 | 43分 170分 |
洗濯乾燥時 電気代 ※7㎏時(約) | 18.6円 | 27.3円 | 27.3円 |
自動投入 | 液体洗剤 柔軟剤 | 液体洗剤 柔軟剤 | × |
温水洗浄 | △ | × | × |
乾燥方式 | ハイブリット乾燥NEXT | ヒートポンプ乾燥 | ヒートポンプ乾燥 |
プラズマクラスター 除菌・消臭 | 〇 | 〇 | 〇 |
乾燥フィルター自動お掃除 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドアパッキン洗浄 | 〇 | 〇 | 〇 |
風呂水対応 | 〇 | × | × |
機能性ではトレンドの最前線を走っているとは言えませんが、省エネ性の高さや独自性の高いデザインが特徴的なシャープ。

実用性を考えるとスペックは他メーカーに軍配があがると評価しています。
今回のモデルチェンジのポイントは「すすぎ能力アップ」と「ドアパッキン自動洗浄」の2つ!
すすぎ能力アップ
シャープの洗浄方法の特徴である「マイクロ高圧洗浄」。
微細な水滴を高圧シャワーノズルから噴射することで繊維の奥の汚れまでしっかりアタックしていく洗い方ですが、この機能がすすぎにも対応しました。洗剤残りが従来よりも減っています。

使用水量を変えずにすすぎ能力がアップしています。
ドアパッキン自動洗浄

すでに導入していたパナソニック、日立、そして今回から導入した東芝と同様にシャープにもこの機能が搭載されました。

これで国内主要メーカー4社すべて対応しましたね!
低価格なヒーター乾燥タイプもあり
洗濯~乾燥(6㎏)までの電気代は約58.3円とヒートポンプ式に比べると倍以上ですし、高温乾燥のため衣類へのダメージもありますが、本体価格を抑えたヒーター式乾燥のドラム式洗濯機もあります。


乾燥機能をフル活せず、本体価格を抑えたいなら検討の余地あり!

一人暮らし用のコンパクトタイプもあります。

プロ厳選のおすすめドラム式洗濯機ベスト3

今回の2023年発売モデルの中から家電販売歴10年以上の私が厳選しておすすめベスト3を紹介します。

おすすめベスト3はこちら!
- NA-LX129C(パナソニック)
- TW-127XM3(東芝)
- ES-H10G(シャープ)
※2023年9月7日時点
NA-LX129C(パナソニック)

他メーカーがメンテナンス性を充実させてきた印象ですがほぼマイナーチェンジ状態。
その中でより“洗濯”という洗濯機としての本命の部分に磨きをかけてきた印象です。
- 洗濯コース追加(敷きパッドやレースカーテンなど)
- 自動投入強化
もう本当にクリーニングやコインランドリーが不要になるのではというほど、これ1台でできることが多く、価格さえクリアすれば満足できる機種です。

私もこの機種の旧型を現在愛用していますが、洗浄、乾燥、お手入れ性、デザインどれをとっても満足度が高く、良い買い物でした。
使用レビューもあるのでこちらも参考にどうぞ。
ちなみにタッチパネル操作が苦手という方や、ナノイー除菌が不要という方はNA-LX127CでもOK。タッチ操作とナノイー以外は機能性能同じです。

TW-127XM3(東芝)

国内大手メーカーの中で最安で手に入る自動投入対応モデル。
温水洗浄は搭載されていないものの、Ag+抗菌水とウルトラファインバブルによる高い洗浄力が期待できますし、7㎏と大容量乾燥に対応しているので“卒なくこなして価格も手頃”という良コスパ機種です。

ドアの開きが左開きしか選べないのでそこは要注意!
ちなみに東芝の最上位(TW-127XP3)をランクインさせていない理由は、そこまで価格出せるんならパナソニックの方が光熱費安いし使い勝手が良いという理由です。
ES-H10G(シャープ)

おすすめの理由は単純に価格の安さです。
シャープの特徴でも記載しているとおり、乾燥時のランニングコストは悪いですがとりあえず洗濯、たまに乾燥できればOKという方におススメです。

他のドラム式洗濯機の半額くらいですからね…。
乾燥機能つきの縦型式洗濯機を検討するならこちらの方が光熱費抑えれますし、乾燥時のムラやシワもこちらの方が仕上がり良いです。
まとめ:2023年発売ドラム式洗濯機は使いやすさアップしている
国内主要メーカーの2023年モデルはどれも使いやすさがアップしている印象です。
近年家電選びのトレンドになっている“タイパ”を意識した機能が充実してきており、洗濯乾燥の性能だけでなく日々のお手入れを楽にする機能が搭載されています。

誰でも長く、良い状態で使えるようになったということで良い進化だと思います。
相変わらず2023年もドラム式洗濯機はパナソニックがまた1歩先の機能を搭載して安定感を出し続けていますし、まだ発表していない日立の新製品も気になります。
発表され次第、更新していくのでもうしばらくお待ちください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。