我が家の冷蔵庫もそろそろ買い替えかな…。と思って、家電量販店で話を聞いたり、持ち帰ったカタログを見たり…。
冷蔵庫もこの10数年で進化を続け、今となってはただの食材を冷やすだけの家電では無くなりました。
最近の冷蔵庫は「より調理しやすく、そして美味しく保存する」機能が搭載されていて、毎日の家事を減らしてくれる非常にありがたい家電に進化を遂げています。
そんな中で注目されているのが、三菱冷蔵庫の「切れちゃう瞬冷凍」と、パナソニックの「はやうま冷凍」です。
お互いCM効果もあって注目度の高い気になる機能ですが、実際のところどっちがおすすめなのか。
今回は「切れちゃう瞬冷凍」と「はやうま冷凍」の違いを解説していきます。
本記事の信頼性
こんな悩みを解決します
- 切れちゃう瞬冷凍とはやうま冷凍の違いは?
- 正直どっちがおすすめ?
【三菱】切れちゃう瞬冷凍と【パナソニック】はやうま冷凍の違い
三菱の「切れちゃう瞬冷凍」とパナソニックの「はやうま冷凍」の違いをそれぞれ解説していきます。
【三菱】切れちゃう瞬冷凍
この機能は歴史も長く、三菱冷蔵庫=切れちゃう瞬冷凍というくらい認知度が高い機能ではないでしょうか。
「解凍せずにサクッと切れちゃう」というのがウリの機能です。
解凍せずにサクッと切れちゃうから料理も時短
約-7℃で凍らせて保存。
一般的な冷凍(-18℃~-20℃)よりも高い温度帯での保存だから包丁が入りやすく、長く解凍時間を掛けなくても切り分ける事が出来ます。
三菱電機公式HPより
-7℃で保存。最大約3週間保存が可能
本格的な冷凍の温度帯ではないので、お肉も1か月保存!とはいきませんが、肉や魚なら約3週間、野菜なら約2週間の保存が可能です。
野菜は下茹でなしで保存可能。
使いたい分だけほぐして使えるのでこれも便利。
あついまま瞬冷凍もできる
あたたかいご飯や食品を凍らせることも出来ます。
食品を入れてから設定をすれば、約9時間「あついまま瞬冷凍」が起動、その後自動OFFになって普通の瞬冷凍室に戻ってくれます。
普通の冷凍室としても使える
設定で切り替えれば冷凍室としても使えます。
温度帯は設定の強弱によりますが、約-18℃~約-12℃の冷凍室になります。
【パナソニック】はやうま冷凍
数年前にパナソニック冷蔵庫に新搭載された「はやうま冷凍」
業務用レベルの冷却能力で、解凍や加熱後のおいしさをアップさせます。
大風量の集中冷却×アルミプレートで一気に冷凍
すばやく凍らせるから食品の細胞破壊を抑えておいしく保存ができます。
食品から水分が抜ける前に冷凍を終わらせるので、解凍後の状態が非常に良いです。
野菜も霜なしパラパラのままで冷凍
パワフルにパパっと冷却するから、野菜も霜がつかずに冷凍ができます。
しかも冷凍による傷みが少なく、変色も抑えられるので見た目も良い状態で冷凍ができます。
お弁当のあら熱取りも約3分
パワフルな冷却能力を利用して、お弁当のあら熱取りも約3分!
冷め切っていない状態で蓋をすると結露で食中毒の危険もあるから、本当はあら熱とりはしっかりやりたいところ。
これなら忙しい朝でもパパっとお弁当の準備ができるから助かります。
切れちゃう瞬冷凍vsはやうま冷凍 おススメはどっち?
三菱の「切れちゃう瞬冷凍」とパナソニックの「はやうま冷凍」
それぞれの特徴を紹介しましたが、結局のところどっちがおススメなのか。
結論、あなたの使い方によっておススメが変わります。
ただし、元販売員として長く、そして実際に冷蔵庫に触れてきた立場から言うと、パナソニックのはやうま冷凍の方が使いやすいと思います。
はやうま冷凍は性能良くて使い方がシンプルで使いやすい
はやうま冷凍は純粋に冷凍性能を上げているので、使い方があまり変わらずで使えるんですよね。
はやうま冷凍や、切れちゃう瞬冷凍用のお部屋は冷凍室としても使えますが(三菱は切替えが必要)、冷凍性能がパナソニックは“ツースター”、三菱は“ワンスター”といって三菱の方が冷凍性能が実は低いんです。
なので保存推奨の食材が三菱の方が制限が多く、例えばアイスクリームは保存NGとなっています。
切れちゃう瞬冷凍は使いこなせれば便利
実は私、現在自宅では三菱冷蔵庫を使っているので切れちゃう瞬冷凍はお世話になっていますが、色んな利用環境、条件によってうまくいくいかないがあるので、使いこなすのはちょっと大変です。
以前、レビュー記事を書いたのでこちらを参考にどうぞ。
-
“切れちゃう瞬冷凍は切れない説”は本当?三菱冷蔵庫歴9年ユーザーが実証
続きを見る
でもどの食材が適していて、どのくらいの保存だったらうまくいくかなどを理解できれば使い勝手は悪くないと思います。
それでも決めれないなら別のポイントで比較しよう
今回の解説でも、「う~ん…悩む!!」という方は三菱とパナソニック、別のポイントで比較するのもアリ。
各メーカーの特徴をまとめておきます。
三菱は本体サイズが豊富。野菜真ん中タイプもたくさん
切れちゃう瞬冷凍を搭載している冷蔵庫は幅600mm~800mmとたくさんラインナップされています。
さらに冷凍室真ん中タイプだけでなく、野菜室真ん中タイプもほぼ同じラインナップ(幅800タイプは無し)であるので、色んなキッチンや使い方にも対応しやすいのがポイント。
さらに製氷用の給水タンクが全パーツ取り外して丸洗いできるので、しっかり自分の手で洗いたい!って方は三菱がおススメです。
パナソニックはまとめ買い向け。冷凍室も野菜室も大容量
Panasonic 6ドア冷蔵庫 アルベロゴールド 500L NR-F508HPX-N
パナソニックのはやうま冷凍は上位機種のみに搭載されている機能です。
HPXシリーズとWPXシリーズ、そして野菜室真ん中タイプのMEXシリーズ以外は非搭載なので、フレンチドア(観音開き)タイプしか選べません。
選べるラインナップ数では三菱に劣りますが、パナソニックの特徴はトップユニット方式を採用していることで、冷凍室と野菜室が大容量という点。
冷蔵室の棚のレイアウトも低めの位置が使いやすいように設計されいてるので身長が低い人は、他メーカーと比較してパナソニックが使いやすいと感じると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は切れちゃう瞬冷凍とはやうま冷凍の違いを比較しつつ紹介しました。
私自身が現在、三菱冷蔵庫を使っていて切れちゃう瞬冷凍の機能も色々と試しましたが、“実際にどうなの?”と言われるとカタログに書いてあるほどじゃないので使い勝手はシンプルにパナソニックのは「はやうま冷凍」の方が魅力的に感じます。
ただパナソニックの場合は「はやうま冷凍」搭載機種が上位機種に限られるのでどうしても高価格帯になりやすいのが難点。
参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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