家電量販店で冷蔵庫や洗濯機を探しているとき、価格の安さにきになってしまう「Haier(ハイアール)」や「AQUA(アクア)」というメーカー。
私が販売員をやっていた頃から、「これってどこのメーカー?」「価格が安いのは嬉しいけど、品質的に大丈夫なの?」という問い合わせが多かったです。
今回はそんな格安家電メーカーで最近注目されている、Haier(ハイアール)とAQUA(アクア)について解説していきます。
本記事の信頼性
- ・ハイアールとAQUAの違いを知りたい!
・ハイアールとAQUAはどっちの方が良いの?
Contents
【格安家電メーカー】ハイアールとAQUA(アクア)の違い
ハイアールとAQUA
違いもですが、どんなメーカーなのか紹介します。
Haier(ハイアール)
白物家電において、世界トップシェアを持つ家電メーカー。
低価格帯のモデルが多く、一人暮らしを始める学生や単身赴任のサラリーマンなどから選ばれる事が多いです。
家電量販店の「新生活セット」と呼ばれる、一人暮らしで生活する上で必要な家電セットの中に組み込まれる事が多く、とにかく安いがウリ。
最近ではデザイン性の高いモデルが増えており、特に若い層をターゲットにした商品が多いです。
とくに乾燥機能を省いてコンパクト性と低価格を実現したドラム式洗濯機「AITO」はインテリア性も高く、個人的にも注目の商品です。
AQUA(アクア)
ハイアールグループ傘下の家電メーカー。つまり大元はハイアールなので同じなのですが、こちらはかつての大手家電メーカー「三洋電機」の白物家電部門がハイアールに売却されたことで誕生しました。
AQUAもハイアール同様に低価格帯のモデルが多いですが、ハイアールよりも日本向けの仕様になっており、機能性やデザイン性にもこだわって展開されています。
ちなみに国内のコインランドリーはほとんどがAQUA製なんです。
1~2人向けの商品展開が多かったですが、近年はファミリー層向けにもラインナップを拡大してきており、今勢いを感じるメーカーのひとつです。
ハイアールとAQUA(アクア) 洗濯機で比較してみる
ハイアールとAQUA(アクア)。2メーカーの同等クラス洗濯機(洗濯容量7㎏)で比較してみます。
ハイアール JW-UD70A
- 仕様
- 洗濯時間(標準コース):33分
標準使用水量:95L
消費電力量:39Wh
運転音(洗濯/脱水):36db/42db
本体寸法:幅520mm×奥行き545mm×高さ970mm
AQUA(アクア) AQW-V7P
- 仕様
- 洗濯時間(標準コース):35分
標準使用水量:86L
消費電力量:44Wh
運転音(洗濯/脱水):35db/38db
本体寸法:幅520mm×奥行き540mm×高さ980mm
AQUA(アクア)の方が作りとしては少しだけ優秀
基本性能はハイアール、AQUAともかなり接戦となっていますが、運転時の音(特に脱水時)や使用水量、そして糸くずフィルターが破れにくい仕様になっているなどを考えるとAQUAの方が個人的にはおススメ。
AQUAの方は「槽自動おそうじ」が搭載されているので、洗濯の度に自動で洗濯槽の裏側を洗ってくれる分、汚れが付きにくいのもポイントです。
しかし、本体価格はハイアールの方が1万5千円ほど安く、やはり価格重視であればハイアールに分があります。
ハイアールとAQUA(アクア) おすすめはどっち?
ハイアールとAQUA、購入するならどっちを選んだ方が良いのでしょうか。
とことん価格重視ならハイアール、ある程度の性能重視ならAQUA
ハイアールはとにかく安さ重視の人向け。
洗濯回数も多く、ガンガン回す人は洗濯機自体の消耗も激しいので高価格帯の洗濯機を購入するメリットはあまりありません。
作業着やペット関連のものを洗う用など、サブの洗濯機としてもおすすめです。
AQUAは価格重視ながらも、ある程度性能を求めたい人向け。
家電量販店では大手メーカーの販売員ばかりなので、結構ディスられることが多いメーカーですが、元家電量販店販売員の私が正直に話すと非常にコスパ良いと思います。
海外メーカー= 壊れやすいというのは100%の話では無いし、国内メーカーでも故障するときは1年以内でも故障します。
一人暮らしタイプなら性能差はほとんど無し。低価格なハイアールに軍配
今回の比較は洗濯容量7㎏タイプで行っていますが、実は5㎏以下のタイプならハイアールとAQUAはどちらも大きな性能差はありません。
であればハイアールの方が価格は安いので、ハイアールを選ぶ方がお得だと思います。
このタイプはハイアールの洗濯容量4.5㎏タイプ。
新生活の家電セットでも組み込まれている事が多いですが、一人暮らしの方に非常に人気の洗濯機です。
1人分なら2~3日分までまとめて洗える容量です。
まとめ:ハイアールもAQUAも格安!どこまで性能を求めるかが重要!
ハイアールとAQUA。大元はどちらも同じなのですが、ブランド展開が違っていて、AQUAの方がより機能重視のモデル展開となっています。
国内メーカーの製品は昔から「高機能、高性能こそ至高」みたいな考えで作られているので、それに伴い価格も高め。
それに対して海外メーカーは、必要最低限の機能や性能で抑えて価格を下げてくるパターンが多いです。
最近アイリスオーヤマの家電製品が人気なのも似た理由だと思いますが、最低限の機能で充分という方増えましたよね。
もちろん何を重視するかは、人それぞれ。使う人の考え方次第です。
家電量販店にいる販売員は国内メーカーからの派遣なので、海外メーカーをおすすめしてくることは稀ですが、シンプルに使えるという意味では全然おススメですよ。
学生や新社会人、単身赴任などで使っている人はかなり多いですよね。
他の格安家電メーカーについて興味がある人はこちらもチェック!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。