国内のドラム式洗濯機でトップシェアを誇るパナソニック。通常のLXシリーズとは別に、コンパクトタイプも発売されています。
通常のドラム式洗濯機に比べて高さと奥行きがスリムになるので、設置や搬入がやりやすく、狭い部屋でも置けちゃうのが特徴。しかも他メーカーのドラム式洗濯機に比べて機能や性能が充実しているので非常におすすめしやすいモデルです。
本記事ではパナソニックのコンパクトドラム式洗濯機を比較して、あなたにピッタリの洗濯機選びのお手伝いをしていきます。
本記事の信頼性
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おうちに居ながら皆さんの家電選びのお手伝いが出来るように日々記事を執筆中。
- こんな悩みを解決します
- ・Cuble(キューブル)とSDシリーズの違いが知りたい
・ドラム式洗濯機をお得に買う方法を知りたい
・一人暮らしにおすすめのドラム式洗濯機を知りたい
Contents
パナソニック コンパクトドラム式洗濯機を徹底比較
型式 | NA-VG2900 | NA-SD10UA | NA-SD10HA |
カラー | ブラック | ホワイト | ホワイト |
ドアの開き | 左開き(L) 右開き(R) | 左開き(L)のみ | 左開き(L)のみ |
洗濯容量 乾燥容量 | 10㎏ 5㎏ | 10㎏ 5㎏ | 10㎏ 5㎏ |
洗濯時間 洗濯乾燥時間 | 30分 195分 | 33分 195分 | 33分 195分 |
乾燥方式 | 低温風パワフル乾燥 | 低温風パワフル乾燥 | 低温風パワフル乾燥 |
温水洗浄 | 〇 | × | 〇 |
自動投入 | 洗剤(870ml) 柔軟剤(580ml) | 洗剤(920ml) 柔軟剤(650ml) | 洗剤(1,780ml) |
スマホ連携 | 〇 | 〇 | × |
ナノイーX | 〇 | × | × |
窓パッキング洗い | × | 〇 | 〇 |
本体サイズ 幅×奥行き×高さ | 600×998×665mm | 600x960x650mm | 600x960x650mm |
ドアを開いたときの 奥行き | 1,217mm | 1,127mm | 1,127mm |
運転音 洗い /脱水 /乾燥 | 32/42/46 dB | 37/41/46 dB | 37/41/46 dB |
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パナソニックのコンパクトドラム式洗濯機は2シリーズ3機種となっています。
- VGシリーズ(Cuble):NA-VG2900
- SDシリーズ:NA-SD10UA / NA-SD10HA
Cuble(キューブル) NA-VG2900
元々、パナソニックのコンパクトドラム式洗濯機といえばコレ。Cuble(キューブル)と呼ばれており、そのデザイン性の高さから今でも根強い人気のあるモデルです。youtuberや芸能人にも愛用している人は多く、高級ホテルにも置いてあることがあります。
奥行きスリムながら、温水洗浄や洗剤自動投入、衣類や洗濯槽の除菌や消臭ができるナノイーXも搭載している超高性能モデル。ドラム式洗濯機としては珍しいブラック色が採用されているのも特徴です。
少し残念なのは、最近のドラム式洗濯機では標準搭載となりつつある「窓パッキング洗い」に対応していない点。ホコリや洗剤残りが溜まりやすい窓パッキングの裏側を毎回洗浄してくれれば、お手入れがかなり楽になるのでこれに対応していれば…と思います。
- NA-VG2900の特徴
- 〇 機能てんこ盛りで高性能
〇 ドアの開きが選べる
〇 投入口が広く、衣類の出し入れがラク
△ 窓パッキング洗い未対応
ちなみにAmazonでは型落ちモデルがあります。性能はほとんど変わっていないですし、現行モデルと違い、ホワイト色が選べます。
もちろん価格も現行モデルより安いのでおススメです。
スマホ連携タイプ NA-SD10UA
SDシリーズはパナソニックが2025年1月に新しいシリーズとして発売するモデル。
スマホ連携タイプの「Uタイプ」と温水洗浄搭載の「Hタイプ」の2つから選べます。そのうちのUタイプは洗剤柔軟剤自動投入に対応し、相性の良いスマホ連携で遠隔操作もできるスマートタイプ。
キューブル(NA-VG2900)よりも自動投入タンクの容量が大きくなり、もっと洗剤詰め替えの手間が省けるようになっています。
普段、汚れがひどい衣類の洗濯が無い場合は第一候補になるのがこちらのモデルでしょう。
- NA-SD10UAの特徴
- 〇 洗剤柔軟剤自動投入対応
〇 スマホ連携対応
〇 高さも奥行きもスリムで一人暮らし部屋でも設置しやすい
△ 温水洗浄非対応
温水洗浄タイプ NA-SD10HA
SDシリーズの温水洗浄対応モデル「Hタイプ」がこちらのモデル。
水道水を洗濯機の中で温めて温水で洗うコースを搭載しているので、シャツの黄ばみや食べこぼしなどの頑固な汚れにも対応できます。また、温水スチームの力を使って、衣類スチーマーのようにシワ伸ばしに使える「シワ取り・消臭コース」が結構便利です。60℃のお湯で洗濯槽のカビ予防ができるお手入れコースが使えたりと、洗浄力、お手入れ性の高さがウリになり、個人的には一番使い勝手が良くおススメしやすいモデルです。
自動投入対応が洗剤のみで、柔軟剤が非対応なのが微妙ですが、そもそも今まで手動で洗剤を入れていた人からすると洗剤だけでも自動投入できる時点で手間半減ですし、柔軟剤を使わない人もいるのでそこまで不便では無いかもしれません。
- NA-SD10HAの特徴
- 〇 超大容量洗剤自動投入対応
〇 温水洗浄対応
〇 高さも奥行きもスリムで一人暮らし部屋でも設置しやすい
△ 柔軟剤自動投入非対応
低温風パワフル乾燥について
パナソニックのコンパクトドラム式洗濯機は全て「低温風パワフル乾燥」という乾燥方式を採用しています。
これは今ドラム式洗濯機で主流の「ヒートポンプ式」と違い、外気を取り込み+15℃に温めた温風を使って乾燥していく仕組みです。低温風パワフル乾燥のメリット・デメリットについてはこちら。
- メリット
- ・超低温乾燥なので衣類の縮みが少ない
・乾燥中に追加水を使用せず水道代節約ができる
- デメリット
- ・ヒートポンプ式と比較すると電気代が高い
・室温が低下する冬場は乾燥時間が長くなってしまう
・乾燥中は湿気を排気するので室内の湿度が上がる
低温風パワフル乾燥については別記事で詳しく取り上げているので興味があるならこちらも読んでみてください。
パナソニックのドラム式洗濯機をお得に購入する方法
パナソニックのドラム式洗濯機はCuble(キューブル)シリーズである「NA-VG2900」以外はすべてメーカー指定価格商品となっています。
これは、パナソニック側が販売価格を統一することで、店舗ごとの販売価格の違いを無くし、さらに値引き交渉もできないようにすることでどこで購入しても同じにする制度。
賛否はありますが、欲しいタイミングで近くのお店で安心して買えるという意味では良い制度だと思います。
しかしメーカー指定価格も完全平等というわけでは実はありません。お得に購入できる方法があるので、知らないと実は損します。
こちらの記事で詳しく解説しているので知らない方は必読です。
まとめ
パナソニックのドラム式洗濯機はヒートポンプ乾燥に対応したLXシリーズがメインシリーズですが、どうしても本体の奥行きが結構あり、一人暮らしなどの限られた設置スペースには置けない場合があります。
そこでおススメなのがコンパクトタイプのCuble(キューブル)や新しく登場したSDシリーズ。ただコンパクトなだけではなく、性能も非常に高いので使い勝手にもこだわりたい!という方は必見のモデルになります。
LXシリーズと大きく違うのが乾燥方式。低温風パワフル乾燥と呼ばれるヒーター乾燥になるので、ヒートポンプ式に比べると電気代は高くなってしまいます。
しかし浴室乾燥の半分の電気代で乾燥できると考えれば十分な性能です。一度に洗濯~乾燥まで放ったらかしにできるのはストレス大幅減ですよ!
サイズでドラム式洗濯機を諦めていた人も、もう一度検討してみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。