洗濯から乾燥まで全部お任せだから毎日が楽になる、今人気の家電「ドラム式洗濯機」
昔に比べて洗浄力や使い勝手も改良されたことでドラム式洗濯機に買い替える人が増えています。
各メーカーから多くの機種が発売されていますが、人気の機種はこの2機種。
家電量販店にご来店されたお客様からも問い合わせの多いこの2機種について、それぞれの特徴と、正直どちらがおススメなのかについて解説していきます。
本記事の信頼性
この記事は家電販売歴10年以上の私nananが書いています。
おうちに居ながら皆さんの家電選びのお手伝いが出来るように日々記事を執筆中。
- こんな悩みを解決します
- ・パナソニックと東芝のドラム式洗濯機の違いを知りたい
・正直どっちがおすすめ?
Contents
パナソニック「NA-LX129C」と東芝「TW-127XP3」 徹底比較
型式 | NA-LX129CL | TW-127XP3L |
右開き | NA-LX129CR | TW-127XP3R |
カラーバリエーション | ホワイトのみ(W) | ブラウン(T) ホワイト(W) |
洗濯容量 乾燥容量 | 12㎏ 6㎏ | 12㎏ 7㎏ |
定格洗濯時間(約) 定格洗濯乾燥時間(約) | 32分 98分 | 35分 96分 |
洗濯乾燥時 電気代(約) | 27.6円 ※6㎏乾燥時 | 41.2円 ※7kg乾燥時 |
自動投入 | 洗剤:約1,010mL 柔軟剤:約890mL 選べるタンク:約730mL | 洗剤:約890mL 柔軟剤:約590mL |
温水洗浄の使いやすさ | ◎ | 〇 |
水で洗えない衣類の 衛生ケア | ナノイーX | UV除菌+乾燥 |
乾燥ダクト洗浄 | おそうじブラシ(別売り) | 自動洗浄 |
メーカー指定価格 | 〇 | × |
商品ページ(楽天) | 詳細をチェック | 詳細をチェック |
パナソニックと東芝のドラム式洗濯機はかなり機能が酷似していますが、主に違う部分をピックアップして比較表にまとめました。
先に結論から言うと、パナソニックの方が性能と使い勝手は上だと感じています。
注目するべきポイントは以下の5つです。
- 電気代
- 自動投入
- 温水洗浄
- 衛生ケア
- 乾燥ダクト掃除
ちなみに洗浄力については2社とも洗い方の違いはあれど、しっかり汚れを落とせるので比較する上で気にしすぎない方が良いです。
それぞれパナソニックと東芝の違いを詳しく解説していきます。
電気代
比較表をみて分かるとおり、洗濯~乾燥時の電気代に大きな差があります。パナソニックの方が圧倒的に電気代を抑えることができています。
注意点として、東芝はパナソニックよりも1㎏多く乾燥したときの数値ではありますが、それを考慮したとしても少し高めですね。
ちなみに…パナソニックと東芝どちらも、より電気代を安く抑えたいときは「省エネコース」を使えばもっと節電できます。
- 省エネコース(洗濯乾燥)使用時の電気代と運転時間
- パナソニック → 約19.2円(約165分)
東芝 → 約22.6円(約205分)
温水洗浄
最近では多くのドラム式洗濯機に搭載されている温水洗浄機能。洗濯機内の専用ヒーターで水温を上げて洗浄力を高める機能です。
パナソニックと東芝どちらも温水洗浄に対応していますが、細かな違いが実はあります。
- パナソニック(NA-LX129C)の場合
- ・約15℃コースが自動設定(水温センサーで検知)
・毛布を約40℃で洗うコースが選べる
・ほとんどのコースでパナソニックの方が時短&省エネ
- 東芝(TW-127XP3)の場合
- ・約50℃コースが選べる
・対応容量が少し多め
パナソニックは毛布を約40℃で洗う専用コースが選べる点が非常にポイント高いです。皮脂は40℃ゾーンでしっかり落とせるので、毎日洗わないものだからこそしっかりケアしたいもの。東芝は約15℃までしか対応していないので冬場は助かるというくらい。
しっかり衣類の黄ばみを落とせる「約40℃つけおき」については、パナソニックが177分(24円)に対して東芝は440分(53円)とパナソニックの方が圧倒的に時短&省エネです。
東芝は約50℃が選べるので、焼肉したときなどの動物性油脂を溶かせるのが特徴ですが、日本国内で流通している衣類のほとんどが洗濯時40℃までしか対応していないので使える機会が少ないです。
自動投入
数年前から登場し、今となっては超人気機能になった「洗剤柔軟剤自動投入機能」
あらかじめ専用タンクに洗剤、柔軟剤を入れておけば、洗濯量に応じて自動で洗剤を軽量し投入してくれる便利機能です。
ここは圧倒的にパナソニックの方が使い勝手が良く、純粋にタンク容量が大きいので一度によりたくさんストックしておけますし、3つ目のタンクにおしゃれ着洗剤or漂白剤をストックできます。
洗剤詰め替えパウチは特大サイズも対応しやすいですし、何よりたくさんストックできれば詰め替えの回数も減らせるのでより楽になります。
衛生ケア
ジャケットやコートなどの普段水で洗えない衣類やぬいぐるみのケア(除菌・消臭)がどちらも可能ですが、東芝の場合はUVと併せて乾燥熱を使用する兼ね合いで革製品が非対応となっています。パナソニックも除菌については革製品NGですが、消臭についてはOK。
パナソニックは乾燥熱を使わずにナノイーXというイオンを使ってニオイの元となる菌を分解しています。
これは私の個人的な考えですが、東芝の場合はUVによる効果は限定的なのでは思っています。
これは東芝公式の説明画像ですが、除菌と表記されているのは温風乾燥中であって、UV照射時は除菌という文言が使用されていないんです。
ただし、除菌については私たちも直接目で確認できるものでは無いので、商品選びにおいてそこまで細かく気にしなくても良いポイントだと思います。
乾燥ダクト掃除
ドラム式洗濯機は乾燥時に衣類から出るホコリを乾燥フィルターでキャッチします。その乾燥フィルターに繋がる経路として乾燥ダクトがあるのですが、乾燥を使い続ければこのダクトにホコリが蓄積していきます。
乾燥ダクトにホコリが蓄積すると風路が塞がれて乾燥効率が下がり、乾燥時間や電気代に影響してくるので、ここのケアはかなり重要です。
パナソニックと東芝の対応がこちらです。
- パナソニック(NA-LX129C)の場合
- ホコリが溜まりづらい形状に加え、気になる場合は別売りのおそうじブラシを使用し直接掃除できる
- 東芝(TW-127XP3)の場合
- 洗濯時に毎回、乾燥ダクトに水道水を流して自動で洗浄
これについてはどちらが良いというものはありません。好みの違いかと思います。
ただし個人的にはパナソニックのように自身で直接お手入れできる方が好きです。水で洗い流すだけでは完璧に対策できるわけではないので、万が一エラーが出た場合は修理を呼ぶしか方法がありません。
パナソニックと東芝のドラム式洗濯機 どっちがおススメ?
パナソニックの「NA-LX129C」と東芝の「TW-127XP3」、結局どちらがおススメなのか。
ひとつひとつの機能性だけで言うとパナソニックの方に軍配があがりますが、“ドラム式洗濯機にどこまで求めるか”という点で、あなたにとってのおススメが変わってきます。
2社のおすすめポイントと、どんな人におすすめなのかを解説します。
もちろん、それぞれに魅力的なポイントがあるのでまとめてみました。
とことん良いものを選ぶならパナソニック
これまで説明してきた通り、一つ一つの機能レベルが高いのがパナソニックの特徴です。しかしパナソニックのNA-LX129Cについては東芝のTW-127XP3に比べると割高です。しかもパナソニックはメーカー指定価格商品であるため、家電量販店での値引き交渉NGとなっています。
- パナソニック(NA-LX129C)のおすすめポイント
- ・シェアNo.1メーカー&日本製モデルという安心感
・性能、お手入れ性、デザイン性どれも優れている万能モデル
・ネット連携すれば無料で保証を延長できる
こんなあなたはパナソニック!
予算をクリアできて、長い目で見たときのコスパを重視する人
ちなみに私はパナソニックを選びました。選んだ理由を別記事で紹介しています。
価格重視なら東芝
機能はパナソニックだと散々言ってしまっていますが、東芝が決して悪いというわけではありません。普段使いとして充分な機能性能は備わっているので、価格を重視するなら東芝も全然アリです。パナソニックと違い、メーカー指定価格商品ではないので価格交渉も可能。
- 東芝(TW-127XP3)のおすすめポイント
- ・カラーバリエーションが選べる
・乾燥容量7kgなので一度により多く乾燥できる
・パナソニックよりも低価格
こんなあなたは東芝!
細かい機能差よりも価格を重視したい人
まとめ
パナソニックの「NA-LX129C」と東芝の「TW-127XP3」はどちらもできることが多い高性能なドラム式洗濯機ですが、パナソニックの方が価格が高いだけあって、より高性能な仕上がりになっています。
ただし、今回の記事はパナソニックと東芝を比較したら…、という話なのでどちらを購入しても今以上に家事負担が減るのは間違いないです。
東芝は他メーカーが出していないブラウン色を展開していたりと、デザインの面でも独自性を持っていますし、乾燥容量7㎏と国内では最大の乾燥容量になっています。
あなた自身が何を重視しているかを考えて、ピッタリな方を選びましょう。
2024年6月時点の国内各メーカーのドラム式洗濯機について別記事で特徴をまとめているので興味があるならそちらもチェックしてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。