
「安いけど、このメーカーって大丈夫…?」
「iPad mini は高すぎるけど、代わりになる?」
「動画用・子ども用・サブ機として使えるの?」
CHUWI AuPad mini を検索している多くの人が、こんな悩みを抱えています。
実際、CHUWIは日本ではまだ知名度が高くなく、“格安タブレットだけど品質はどうなの?” という不安を持つのは自然なこと。しかし今回、実際にAuPad miniを使い倒して分かったのは、用途さえ合えば「最強クラスのコスパ」だということです。
本記事では、
- どんな用途ならストレスなく使えるのか
- ゲームはどこまで動くのか
- iPad mini や Redmi Pad SE 8.7 と比べてどうか
- 知らないメーカーでも“買って大丈夫”と言える理由
など、購入前に気になるポイントを実機レビュー+他機種比較で徹底解説します。

「買って後悔したくない」あなたのために、正直ベースでお伝えします。
本記事の信頼性
この記事は家電販売歴10年以上の私nananが書いています。
おうちに居ながら皆さんの家電選びのお手伝いが出来るように日々記事を執筆中。
Contents
CHUWI AuPad miniはどんな人向き?要点まとめ

結論:動画視聴用としては最適
iPad Proなどと同じように動画編集をガツガツやったりとクリエイティブな作業をするためには性能が足りませんが、動画配信サービスを楽しんだり、Web検索をしたりするのにはまったく問題ありません。

特に動画視聴については、高画質再生が可能な「Widevine L1」に対応しているは格安タブレットとしては貴重。Netflixなどの動画配信サービスも高画質で楽しめます。
CHUWIというメーカーは信頼できる?不安点と安心材料
CHUWIの企業規模・これまでの実績
CHUWI(ツーウェイ)は、2004年に中国・深圳で設立されたITデバイスメーカーです。
- CHUWIの主な製品
- ・タブレット
・ノートPC(2in1)
・ミニPC
・周辺機器
日本では知名度が高いとは言えませんが、海外では「コスパの良いPC・タブレットメーカー」として一定の評価を得ているブランドです。

設立して20年以上、世界50ヵ国以上での販売実績もあるメーカーなので、怪しい会社ではありませんが性能重視というよりは価格重視の人向けの商品開発をしているようです。
品質・初期不良率・サポート対応の傾向
品質について口コミを調べてみましたが、結論「格安な商品ならでは」という感じで、初期不良や個体差の違いなどが報告されています。保証については1年間のメーカー保証がついていますが、日本の場合だと修理においては海外配送になるためスピーディに対応できないケースもあるようです。
ただし、全てのCHUWIが不具合が起きている訳ではほとんどなく、
- 問題なく使用できている
- コスパが良い
など高評価レビューも多く確認できました。

私も1ヶ月ほど使い続けていますが、普段使いなら問題なく使用できています。
格安タブレット市場におけるCHUWIの立ち位置
格安タブレットというのは3万円以下の価格帯を指すことが多いですが、その中でもCHUWIは低価格帯に位置付けされます。
この価格帯は、動画視聴やWeb検索などの普段使いであれば問題ない必要最低限の性能を搭載して、とにかく価格を抑えていることが特徴です。
| 市場の立ち位置 | メーカー | 特徴 |
|---|---|---|
| エントリー(価格重視) | CHUWI、アイリスオーヤマ | 価格重視層向け |
| やや高性能寄り | Xiaomi、Lenovo、Amazon | 一部性能強化派 |
| 中価格帯・人気機種 | Apple(無印iPad)、Samsung(Aシリーズ) | ブランド力重視層 |
| 高価格・ハイエンド | Apple(iPad Pro)、Samsung(Sシリーズ) | 性能最重視層 |
CHUWI AuPad miniのスペック・特徴まとめ

基本スペックを一覧でチェック
| OS | Android 15 |
| CPU | UNISOC T615(合計8コア) |
| GPU | Mali-G57 |
| メモリ | 4GB + 拡張メモリ12GB |
| Wi-Fi | 2.4G+5G |
| ストレージ | 128GB |
| ディスプレイ | 画面サイズ:8.7インチ 解像度:800 x 1340 液晶パネル:IPS リフレッシュレート:90Hz 輝度:350nits |
| Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
| バッテリー容量 | 5,500mAh |
| 接続端子 | USB Type-C(USB 2.0) |
| イヤホンジャック | あり |
| カメラ | アウトカメラ:2眼(5M) インカメラ:1眼(2M) |
| スピーカー | 2つ |
| GPS | あり |
| バイブレーション | なし |
| 本体サイズ | 横:125.58mm 縦:212.94mm 厚み:8.4mm 重さ:365g |
| その他 | Widevine L1 対応 |

ACアダプタや充電ケーブル(USB Type-C)が付属しているのは嬉しいポイント。取説も日本語で記載されたページもありました。
実際に持ったサイズ感・重量・仕上げ
サイズ感としては非常に持ちやすく片手でも持ちやすいサイズ感。横幅はスリムな設計なので、手が小さい私でも片手で持つことも可能でした。

少し気になったのは厚みと重さ。普段私はiPad miniを使用しているのですが、比べると正直ちょっと“ゴツさ”を感じました。

外出するときいつも持ち運びする人にとってはもっと軽量なモデルが良いかもしれません。

特徴(携帯性/Widevine L1対応/価格の安さ)
何より価格の安さが一番の特徴でしょう。約1万円と手頃な価格で手帳サイズのタブレットが手に入ります。しかも高画質動画を楽しめる「Widevine L1」に対応しているのは、この価格帯のタブレットとしては比較的珍しいので動画視聴用のタブレットを探している人にはピッタリです。
実機レビュー:CHUWI AuPad miniを実際に使って分かったこと

外観・デザイン・質感




SIMスロットも上部にあるので、SIMを差して外出先でも通信できます。

画面の見やすさ(発色・明るさ・視野角)

視野角の広いIPSパネル搭載なので斜めから見てもバッチリです。画面の発色や色味についても特に見づらさは感じず、ストレスなく楽しめます。
動画視聴の快適性
程よいサイズ感で視聴しやすいです。Youtubeは少し画質が悪いかなと感じる部分はありましたが、U-NEXTやアマプラは全く問題ありません。電車やバスなどでの移動中に楽しむのにもオススメです。
ブラウジング・SNS・メールなど日常動作の快適性
こちらも問題なく楽しめます。画面が滑らかに動く指標である「リフレッシュレート」も90Hzあります。2025年時点でiPad miniは60HzなのでAuPad miniの方がここは優れているポイント。
バッテリー持ち・発熱・充電速度
AUPad miniのバッテリー容量は5,500mAh。コンパクトタブレットの中では比較的大容量のバッテリーを持っています。負荷のかかるゲームをし続けない限りは普段使いで1日は余裕で持ちました。

ちなみに、公式情報ではありませんがiPad miniが約5,000mAhなのでバッテリー容量だけで見ると見劣りしていません。
ちなみに充電速度については、最新の急速充電には対応していないのでそこまで速くはありません。夜寝る前など、しばらく使用しないときに充電しておくことをオススメします。
発熱については、やはり高負荷な作業を続けるかどうか。趣味レベルの普段使いであればほとんど気になることはありませんでした。
カメラ性能
メインの背面カメラでiPhoneを撮影してみました。

正直ひと昔前の画質。かなり粗く、あくまでもメモ用といった感じ。タブレットのカメラは頻繁に使用する人は少ないと思うのでそこまで気にしなくて良いかもしれません。

最近はフィルム写真など画質が粗い“エモい”写真も流行っているのでそういった感じが好きな人にはピッタリです笑
スピーカー音質
正直、あまり良くありませんでした。問題なく音は聞こえるのですが少しこもった感じ。気になる人はイヤホンで聴いた方が良いです。
CHUWI AuPad miniはどんな用途ならストレスなく使える?

動画視聴なら強い(Widevine L1 採用メリット)
格安タブレットにはあまり搭載されていない「Widevine L1 (ワイドバイン エルワン)」が搭載されているのは大きな強み。
Widevine L1に対応していることで、YouTubeやAmazonプライム・ビデオ、Netflixなどの動画を高画質で再生できます。格安タブレットではL3止まりのモデルも多いため、動画視聴を重視する人にとっては重要なチェックポイントです。
| ランク | 画質 | 特徴 |
|---|---|---|
| Widevine L1 | HD〜フルHD以上 | 高画質で動画を視聴できる |
| Widevine L3 | SD画質まで | 画質が粗くなる |
電子書籍・マンガ用途の相性
電子書籍を楽しむ場合、8インチサイズのタブレットはかなり相性が良いです。片手でも楽しめますしコンパクトなサイズ感は満員電車でも周りの邪魔にもなりません。

ただし本体重量が重めなのでソファやベッドで寝転んで使用する場合は腕が疲れます。
子ども用タブレットとしての安全性・コスパ
複雑な重たい作業をしなければ問題なく使えるタブレットなので子供用としての相性は抜群です。
- YoutubeやNetflixなどの動画再生用
- お絵描き用

自分自身のスマホを貸す必要が無くなり、いざ返してもらおうとした時にグズられる…なんてこともなくなります。
仕事・学習用途として使える?
メールチェックや返信、調べ物をする、スケジュール管理をするくらいなら問題なしです。ただしタブレット本体はそこまで軽くないのでバッグに入れて持ち運びすることを考えると負担と感じる人もいると思います。
重い作業はどの程度厳しいのか
動画編集や画像編集をしようとしたときに、反応が悪かったりアプリが落ちたりすることが時々あります。全くできないというわけではありませんでしたが、仕事としてやるとなるとストレスを感じます。
ライトゲーム(パズル・シンプルゲーム)は快適
パズドラやキャンディークラッシュなどのパズルゲームは問題なく遊べます。スマホより大画面なので操作もしやすく迫力もありました。
ただし、PUBGや原神などの重いゲームではカクツキやアプリ落ちが起きることもあったので、AUPad miniでそういったゲームを遊ぶのは厳しいなと感じました。
ゲーム目的のユーザーへ:どの機種を選ぶべきか?
オススメはLenovo Legion Tab Gen 3。ゲーミングタブレットとしても評価が高いです。
動きの滑らかさの指標であるリフレッシュレートが165Hzで動きはかなり滑らか。重たいゲーム用として必要充分なCPU、GPUも備わっています。

CHUWI AuPad miniはライトゲームやカジュアルゲーム向けには使えますが、重い3Dゲームにはパワー不足。Lenovo Legion Tab Gen 3は、3Dゲーム・高リフレッシュレート対応・長時間プレイなど、ゲーミング用途を本格的に考える人にオススメです。
iPad mini やXiaomiなど話題の機種とCHUWIを徹底比較
| タイトル | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 参考価格 ※2025年12月時点 | 10,900円 | 78,800円 | 16,980円 | 16,500円 |
| 機種 | AuPad mini | iPad mini (第7世代) | Redmi Pad SE 8.7 | 10.1インチ タブレット |
| メーカー | CHUWI | Apple | Xiaomi | 3COINS |
| OS | Android 15 | iPadOS | Xiaomi HyperOS ※Android14ベース | Android OS GO Edition15 |
| 画面サイズ | 8.7インチ | 8.3インチ | 8.7インチ | 10.1インチ |
| 解像度 | 1340 x 800 | 2266 x 1488 | 1340 x 800 | 1280 x 800 |
| 最大輝度 | 350nits | 500nits | 600nits | 270nits |
| リフレッシュレート | 90Hz | 60Hz | 90Hz | 不明 |
| おすすめユーザー層 | ライトユーザー | ミドル〜ヘビーユーザー | ライト〜ミドルユーザー | ライトユーザー |
| バッテリー容量 | 5,500mAh | 約5,000mAh | 6,650mAh | 6,000mAh |
| 本体サイズ | 縦:212.94mm 横:125.58mm 厚み:8.4mm | 縦:195.4mm 横:134.8mm 厚み:6.3mm | 縦:211.58mm 横:125.48mm 厚み:8.8mm | 縦:243.5mm 横:162.2mm 厚み:9.6mm |
| 本体重量 | 365g | 293g | 約373g | 約495g |
| 商品ページ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
価格帯の違いと“価格に対する価値”
価格帯で比較すると、抜きん出てiPad miniが高いですが、それに見合うくらいの高性能高機能タブレットですので、PUBGや原神などの重たいゲームも問題なく遊べます。仕事用においても動画編集や画像編集も快適に操作可能。
その他の機種は低価格な分、性能が低めに設定されています。
画面の綺麗さ比較(解像度・発色・明るさ)
解像度はiPad miniが圧勝。輝度も高いので屋外でも画面が見やすいのはiPad miniか、XiaomiのRedmi Pad SE 8.7が有力です。
CHUWIや3コインズは太陽の下など周りが明るい場所だと画面が見づらい場合があるので注意が必要。特に3COINSのタブレットは10.1インチと他よりも大きな画面サイズにも関わらず解像度が高くないので、画質の粗さが目立ちやすいです。
処理性能の違い(ブラウジング・アプリ・ゲーム)
処理能力の違いについては、比較表の「おすすめユーザー層」でランク分けしていますが、個人的には処理能力の高い順に、
- iPad mini
- Redmi Pad SE 8.7
- AuPad mini
- 3COINS タブレット
このような感じで評価しています。AuPad miniと3COINSタブレットについてはそこまで大きな差はない分、性能と価格で比較をしたときにAuPad miniに軍配が上がると思います。
バッテリー・持ち運びやすさの比較
バッテリーは各機種5,000mAh以上あり、がっつり使い続けなかったら1日は普通に持ちます。とことんバッテリー性能が高いのはRedmi Pad SE 8.7で、画面の輝度も高い分、外出先でも使用したいなら有力候補になります。
結局どれを選ぶべき?用途別おすすめ機種

動画視聴メイン → AuPad mini
動画視聴がメインで、重たい作業をタブレットでおこなわない場合はコスパ重視でAuPad miniが最有力候補となるでしょう。もちろんiPad miniの方がより高画質な映像を楽しめますが、約7万円の価格差は大きすぎます。
もちろん子供用のタブレットとしてもオススメです。
普段使い+軽作業もしたい → Redmi Pad SE 8.7
AuPad miniでも日常使いは問題ありませんが、もう少し性能を求めたい、外出先でも活躍したいと望むならXiaomiのRedmi Pad SE 8.7。
バッテリー容量も大きく、安心して1日使えるのも魅力点です。
ゲーム・作業・将来の拡張性 → iPad mini
仕事でもプライベートでも、どっちもしっかり使いこなしたい!という人はやはりiPad miniを選んだ方が後悔が少ないです。
iPadはアクセサリーも充実しているのでカバーや対応する周辺機器も多くあります。
3COINSのタブレットは正直微妙
ニュースでも取り上げられていたりと話題のタブレットですが、性能と価格を考えると「3COINSモデルである必要はない」と感じました。画面サイズは違うものの、AuPad miniの方が価格も性能も良いので、3COINSモデルを買うくらいならCHUWIが良いでしょう。
「知らないメーカーで心配…」という人へのアドバイス

実際に使って感じた安心材料
普段iPad miniを使っているので、正直格安タブレットについてナメていましたが、普段使いでは全く問題ありませんでした。重たい作業をしなければ安定して使い続けることができるので、性能を求めずに安く手に入れたいなら、約1万円で購入できるAUPad miniはピッタリなタブレットです。

中華タブレットってどうなの?という不安を持つ人もいると思いますが、良コスパだと最近人気の家電たちは大体中国製です。私個人的にはあまり気にしていません。
それでも不安なら他機種の選択肢
やはり知名度のあるタブレットが安心という場合は、iPadなど別の機種を選ぶ選択肢ももちろんアリ。タブレット選びにおいてあなたな何を最重要視するかを冷静に考えてから決めましょう。
AuPad miniは“目的が合う人限定でコスパ最強”
重たいゲームや動画編集など、本格的に使いこなしたい人にはストレスが溜まりますが、動画視聴用など割り切って使う人にとってはコスパ最強です。見た目も高級感があるのでパッと見全然おかしくはありません。

使い続けるかわからないけど、タブレット購入を検討しているという人にもまずはAUPad miniを購入して試してみても良いと思います。
CHUWI AuPad miniが向いている人・向いていない人

向いている人
- 動画視聴が中心
- 子供用サブ機
- とにかくコスパ重視
向いていない人
- 快適にゲームしたい
- 高精細ディスプレイが欲しい
- ブランド安心感を重視
まとめ|AuPad miniは“役割がハマれば最強の格安タブレット
性能はそこまで高くはない、まさに「格安タブレット」ですが、使い方を割り切れば満足度の高いタブレットだなと感じました。
- 高画質で動画視聴ができる
- Web閲覧や電子書籍閲覧にピッタリなサイズ

メールチェックやスケジュール管理などの簡単な作業なら仕事用タブレットとしても活躍できます。
正直最初はちゃんと動くのか不安でしたが、実際に使ってみたら予想以上に問題なく使用できています。
気になった点としてはカメラ画質の悪さと本体重量、そして高精細ディスプレイスマホに慣れてしまっている分、若干画面の粗さは感じました。そういった点もとことん求めていきたい人はiPadなど他機種を検討した方が良いです。



