今回は縦型式洗濯機の乾燥方式、「水冷式」「空冷式(排気式)」の違いについて解説します。
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縦型式洗濯機の乾燥方式の違い(水冷式・空冷式)
「水冷式」と「空冷式」の違いは、結論から言うと、除湿方式の違い。
乾燥中に槽内で発生した熱と湿気をどう処理するかで方式が違ってきます。
水冷式(水冷除湿方式)
乾燥時に(冷却水)を使用して、熱を冷まし、湿気を水に戻す→排水という方式。
水冷式のメリット
冷却水(水道水)を使用した冷却のため、排気が無いのがメリット。
洗濯機置き場がムシムシしにくいので、換気が充分に出来ない場所での設置におすすめ。
水冷式のデメリット
水道水を使用しているので、水道代を少しでも抑えたいという方には不向きかも。
空冷式(空冷除湿方式)
乾燥時に発生した熱と湿気を機外に排出する方式。排気式と言ったりもします。
空冷式のメリット
水冷式と異なり、冷却水が不要なので節水重視の方におすすめ。
また、空冷式を採用しているメーカーの洗濯機は比較的安価なモデルが多く、予算を抑えやすいのも特徴です。
空冷式のデメリット
冷却水を使わない代わりに、洗濯機外への排気があるので、換気がしっかり出来ないと室内がかなりムシムシします。
冬場は結露問題もあるので、洗濯機置き場に窓が付いてるなら、乾燥中は窓を開けておくか、浴室の換気扇をMAXにしておきましょう。
水冷除湿方式のおすすめ洗濯乾燥機
水冷式の乾燥方式を縦型式洗濯機で採用しているメーカーは日立とパナソニック。
その中でもおすすめ洗濯機を紹介します。
日立 BW-DV80G-W
HITACHI ビートウォッシュ 縦型洗濯乾燥機 BW-DV80G(W)
仕様
- 洗濯容量/乾燥容量:8㎏/4.5kg
- 洗濯時間(8㎏時)/洗濯乾燥時間(4.5㎏時):約33分/約165分
- 標準使用水量:洗濯時(8㎏)92ℓ/洗濯乾燥時(4.5㎏)103ℓ
- 運転音(洗濯/脱水/乾燥):32db/37db/43db
- 風呂水給水:〇
- 本体寸法:幅570mm×奥行き635mm×高さ1,040mm
- 対応防水フロアー:奥行き(内寸)540mm以上
ずっと人気を維持し続ける日立のビートウォッシュ。
ナイアガラ洗浄&AIお洗濯で汚れに強く、とことん汚れを落としたい!という方におすすめ。
パナソニック NA-FW100K9-N
Panasonic 縦型洗濯乾燥機 NA-FW100K9-N
仕様
- 洗濯容量/乾燥容量:10㎏/5kg
- 洗濯時間(10㎏時)/洗濯乾燥時間(5㎏時):約34分/約210分
- 標準使用水量:洗濯時(10㎏)110ℓ/洗濯乾燥時(5㎏)131ℓ
- 運転音(洗濯/脱水/乾燥):32db/37db/45db
- 風呂水給水:〇
- 本体寸法:幅554mm×奥行き664mm×高さ1,089mm
- 対応防水フロアー:奥行き(内寸)540mm以上
洗剤柔軟剤自動投入対応モデル。洗剤柔軟剤の入れすぎ防止にもなるので、槽内での洗剤カス残りを抑える効果も期待できます。
泡で汚れを包んで剥がし落とす、泡洗浄を採用しているモデルです。
また、本体幅が554mmとコンパクトなのも特徴。
空冷除湿方式(空冷式/排気式)のおすすめ洗濯機
空冷式は東芝やシャープ、AQUAなどが採用しています。
その中でもおすすめモデルはこちら
東芝 AW-8VM1(W)
仕様
- 洗濯容量/乾燥容量:8㎏/4.5kg
- 洗濯時間(8㎏時)/洗濯乾燥時間(4.5㎏時):約39分/約195分
- 標準使用水量:洗濯時(8㎏)93ℓ/洗濯乾燥時(4.5㎏)89ℓ
- 運転音(洗濯/脱水/乾燥):26db/37db/45db
- 風呂水給水:〇
- 本体寸法:幅555mm×奥行き605mm×高さ1,021mm
- 対応防水フロアー:奥行き(内寸)510mm以上
普通に使えればという方におすすめのモデル。
特段目立った機能はありませんが、コスパの良さと、本体のコンパクトさが特徴になります。
また、東芝洗濯機の特徴でもある、洗濯時の静音性の高さもしっかり反映されているので運転音を抑えたい方におすすめです。
AQUA AQW-TW10M(W)
AQUA 縦型洗濯乾燥機 ホワイト AQW-TW10M(W)
仕様
- 洗濯容量/乾燥容量:10㎏/5kg
- 洗濯時間(10㎏時)/洗濯乾燥時間(5㎏時):約35分/約179分
- 標準使用水量:洗濯時(10㎏)105ℓ/洗濯乾燥時(5kg)81ℓ
- 運転音(洗濯/脱水/乾燥):37db/38db/42db
- 風呂水給水:〇
- 本体寸法:幅580mm×奥行き665mm×高さ1,060mm
- 対応防水フロアー:奥行き(内寸)505mm以上
AQUA家電は価格も安くて購入しやすいのが特徴。デザインもおしゃれなものが多く、特に若者に人気ですね。
クリアガラス蓋で洗濯や乾燥中の様子を確認出来ます。
まとめ
水冷式と空冷式は乾燥時の除湿方式の違いです。
個人的には水冷式の方が換気不要で気軽に使える分おすすめですが、重視する点がどこかで選ぶと良いです。
但し、縦型式洗濯機の乾燥はちょっと非効率なやり方なので、ドラム式洗濯機ほどうまく乾かすことは難しいです。
外干し後の仕上げや、部屋干し前のプレ乾燥、洗濯槽乾燥としての使用や、少量乾燥で使うとストレスは少ないと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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