洗濯機を選ぶとき、縦型式とドラム式のどちらがいいのか迷う人は多いと思います。
この記事では、縦型式とドラム式の違いや、それぞれのメリットとデメリットをわかりやすく説明します。
本記事の信頼性
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Contents
縦型式洗濯機とドラム式洗濯機の基本情報
縦型式とドラム式には、それぞれ違う構造と動き方があります。
縦型式洗濯機の特徴
縦型式洗濯機は上から洗濯物を入れて、真ん中の羽根が回って汚れを落とします。
乾燥機能を搭載しているタイプもありますが、乾燥効率はドラム式の方が圧倒的に高く人気は年々縮小傾向にあります。
ドラム式洗濯機の特徴
ドラム式は前から洗濯物を入れて、洗濯槽が回りながら洗濯物を持ち上げて落とすことで洗います。
ほとんどのモデルが乾燥機能を搭載していますが、アイリスオーヤマなど一部モデルは乾燥機能なしのモデルもあります。
乾燥機能なしのドラム式洗濯機についてはこちらの記事も参考にどうぞ。
メリット・デメリットの比較
縦型式とドラム式のメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
XなどのSNSやネットに書き込まれている口コミやレビューを参考にまとめました。
縦型式洗濯機
- メリット
- ・洗浄力が強く、特に汚れがひどい衣類に向いている
・価格が安く手軽に買える
・本体サイズがコンパクトで設置しやすい
- デメリット
- ・水をたくさん使うので水道代が高くなりやすい
・乾燥機能が弱い
・コースが豊富ではない
ドラム式洗濯機
- メリット
- ・電気代、水道代が安い
・乾燥機能も優れていて、洗濯から乾燥まで一台でOK
・温水洗浄など機能が豊富
- デメリット
- ・購入時の価格が高い
・縦型ほど汚れを落とす力が強くない場合がある
・本体サイズが大きい
洗浄力と乾燥機能の比較
縦型式とドラム式の洗浄力、乾燥能力について詳しく見ていきましょう。
洗浄力
【縦型式】泥汚れや頑固な汚れに強く、衣類が少し傷みやすい
【ドラム式】皮脂汚れや油汚れに強く、衣類に優しい洗い方
乾燥能力
【縦型式】電気代が高く、高温で衣類が縮みやすい。シワになりやすい
【ドラム式】電気代が安く、短時間で完了する。シワになりにくい
コスト面の比較
購入価格とランニングコストの面から比較してみましょう。
購入価格とランニングコスト
購入価格 | ランニングコスト | |
---|---|---|
縦型式 | 安い | 高い |
ドラム式 | 高い | 安い |
縦型式はドラム式に比べて安く購入することができますが、水道代が高くなりやすく、乾燥機能までつけると電気代も高くなります。
乾燥機能まで必要かどうかが縦型とドラム式どっちを選ぶかの大きなポイントになります。
ランニングコストのシミュレーション
平等に比較するために、それぞれ乾燥機能が付いた縦型式、ドラム式で比較してみましょう。
ドラム式洗濯機 | 縦型式洗濯機 | |
型式 | TW-127XP4 | AW-12VP4 |
本体価格 ※2024年10月14日時点 ケーズデンキオンラインより | 384,780円 | 256,080円 |
洗濯容量/乾燥容量 | 12㎏/7㎏ | 12kg/6㎏ |
洗濯時間/洗濯乾燥時間 | 約96分 | 約210分 |
電気代(洗濯乾燥) | 約41円 | 約89円 |
使用水量(洗濯乾燥) | 約61L | 約120L |
1年間のランニングコスト ※洗濯乾燥を月30回として計算 | 約20,030円 | 約42,408円 |
7年間使用したときの総コスト 本体+ランニングコスト | 約524,990円 | 約552,936円 |
洗濯から乾燥までを1日1回×1か月(30日)×7年間使い続けた場合、なんとトータルコストはドラム式洗濯機の方が安くなります。
しかもドラム式洗濯機の方が乾燥容量は1㎏多い状態でこの差です。
コストだけでなく、運転時間もドラム式の方が短いのもポイントです。
選び方のポイント
家族の人数や洗濯の頻度に応じて、最適な選び方を紹介します。
縦型式がおススメな人
・家族人数が多い、もしくは数日分をまとめて洗うなど一度に大容量の洗濯をする人
・乾燥機能が不要な人
ドラム式がおススメな人
・共働き家庭や一人暮らしなど、家事の時間が限られている人
・乾燥機能を使いたい人
環境への影響とサステナビリティ
縦型式とドラム式の環境への影響について比較します。
ドラム式洗濯機は水を節約できるので、環境に優しいです。また、省エネ性能も高いため、環境に配慮するならドラム式がおすすめです。縦型式も、省エネモデルを選べば環境への影響を減らすことができます。
節水がエコに繋がるというのはイメージしづらいかもしれませんが、事実なんです。
プロ厳選!おすすめ洗濯機
縦型式、ドラム式それぞれで「ズバリこれがおすすめ!」という洗濯機を選びました。
縦型式洗濯機
- BW-V80K-W(日立)
- 洗濯容量:8㎏
本体寸法:幅570mm×奥行き610mm×高さ930mm
乾燥機能なしの洗濯機。厚手の毛布洗いにも対応しつつ、本体の高さ930mmでとにかくコンパクト。設置時に蛇口の干渉を受けにくく、衣類の出し入れもしやすい設計になっています。
縦型式洗濯機は昔から大人気の日立。大流量の水でしっかり汚れを落とす「ナイアガラ洗浄」で頑固な汚れにも対応。洗浄力重視ならイチ押しです!
「洗濯槽自動おそうじ」に対応しているので、本来毎月必要な洗濯槽洗浄が3、4か月に1回でOK。手間軽減+洗濯槽クリーナー代の節約にも繋がります。
ドラム式洗濯機
- NA-LX129D(パナソニック)
- 洗濯容量/乾燥容量:12㎏/6㎏
本体寸法:幅604mm×奥行き722mm×高さ1060mm
先に言っておきます。価格高いです。でもそれでも買って良かったと思えるくらい基本性能の高さと使い勝手の良さがあります。
私もこのシリーズを実際に使っていますが、洗濯まわりのストレスがかなり減って快適な生活を送れています。
運転時間の速さ、仕上がりの良さ、お手入れのしやすさどれをとっても文句なし。
別記事でレビューも詳しく書いているので興味があるかたはこちらも参考にどうぞ。
まとめ
縦型式洗濯機は高い洗浄力と安い価格を求める人に向いています。一方、ドラム式洗濯機は水の節約や乾燥機能を重視し、長期的なコスト削減を考える人におすすめです。
自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
また、縦型式とドラム式は新製品との入れ替え時期が異なります。できるだけ安く購入したいなら、モデルチェンジ前を狙って購入しましょう。
- 洗濯機のモデルチェンジ時期
- 【縦型式】5月~6月
【ドラム式】10月~11月
一般的に底値と言われる時期が、縦型式は年明け~4月、ドラム式は梅雨時期~9月という感じです。ただし価格はその中でも上下するので、狙っている洗濯機があれば価格の動向はこまめにチェックしておきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。