「冷凍庫がいつもパンパンで、食材を探すのも一苦労…」 「セカンド冷凍庫、欲しいけど置く場所が…諦めるしかない?」 「スリム冷凍庫って色々あるけど、どれがいいの?」
共働き家庭の増加やまとめ買いの習慣化、美味しい冷凍食品の普及で、家庭の冷凍スペースはいくらあっても足りない状況ですよね。特に設置スペースが限られている場合、冷凍庫選びは悩みの種です。
そんな悩めるあなたに注目してほしいのが、AQUA(アクア)のスリム冷凍庫「AQF-SF11R」です。幅わずか約36cmという驚異的なスリムさで、「置けない」を「置ける」に変える可能性を秘めています。
しかし、「本当にウチに置ける?」「スリムだけどちゃんと入るの?」「電気代は?」「買って後悔しない?」など、疑問や不安も尽きないはず。
この記事では、AQF-SF11Rの購入で失敗しないために、特徴やメリットはもちろん、デメリットや注意点、リアルな口コミ、さらには電気代の目安や競合との比較まで、徹底的に掘り下げて解説します。
本記事の信頼性
この記事は家電販売歴10年の私nananが書いています。
おうちに居ながら皆さんの家電選びのお手伝いが出来るように日々記事を執筆中。
- こんな悩みを解決します
- ・AQF-SF11Rの魅力と、見落としがちな注意点
・具体的な収納力と使い勝手
・気になる電気代の目安
・他のスリム冷凍庫との違い(簡易比較)
・設置前に確認すべき重要チェックポイント
・ユーザーのリアルな声(良い点・悪い点)
・後悔しないための選び方と、AQF-SF11Rが最適な人
Contents
AQUA AQF-SF11Rの基本スペック
- メーカー: AQUA(アクア)
- 製品名: スリムフリーザー AQF-SF11R
- 容量: 105L
- サイズ: 幅360mm × 奥行635mm × 高さ1455mm
- 年間消費電力量: 320kWh/年
- 運転音: 約23dB (図書館レベル以下の静かさ)
- 冷却方式: ファン式(自動霜取り)
- ドア開閉タイプ: 右開き(変更不可)
- 収納: 4段バスケット(透明)
- 機能: 急速冷凍、温度調節可能
AQF-SF11Rの【メリット】:なぜ選ばれるのか?具体的な使用シーン
AQF-SF11Rは、2024年に発売した「AQF-SF11P」の後継機種になります。毎年型番を変えながらも機能はほぼ変わっていませんが、多くの方に選ばれる理由は、単にスリムなだけではありません。具体的なメリットを使用シーンと共に見ていきましょう。
【最重要】圧倒的な省スペース性:「置けなかった場所」に置ける!
幅36cmは、一般的なカラーボックス(幅約40cm)よりもスリム。本当にわずかな隙間にも設置可能です。
冷蔵庫と壁の絶妙な隙間など、キッチンの作業スペースを圧迫することなく設置もできますし、スタリッシュなデザインなのでリビングの隅に置いても圧迫感がなく、インテリアに馴染みます。設置場所の自由度が格段に上がるところが一番の魅力です。これまでセカンド冷凍庫を諦めていた方も検討の価値大です。
見た目以上の収納力と抜群の整理しやすさ:食品ロスも防ぐ!
買い物かご2個分の食材を冷凍できるくら大容量。スリムですが深さがあるため、意外としっかり入ります。
「どこに何があるか一目瞭然」「奥の物もバスケットごと引き出せるので取り出しやすい」「立てて収納できるので、肉や魚のパック、冷凍うどん、アイスの箱などが綺麗に収まる」と評判です。ごちゃごちゃになりがちな冷凍庫内がスッキリ整理でき、使い忘れによる食品ロスを防ぎます。
面倒な霜取りから完全解放:「ファン式」は正義!
庫内に霜がつかないファン式を採用。定期的な霜取り作業は一切不要です。「以前使っていた直冷式は霜取りが本当にストレスだったけど、AQUAのファン式にしてから解放された!」という声は非常に多いです。手間だけでなく、霜による冷却効率の低下や収納スペースの圧迫も防ぎます。
充分な静音性:生活空間にも気兼ねなく置ける
運転音約23dBは、木の葉のふれあう音や深夜の郊外と同レベルの静かさ。「本当に動いてる?と不安になるくらい静か」「ワンルームマンションのキッチンに置いても、寝るときに全く気にならない」といった口コミが多数ありました。リビングや寝室に近い場所への設置も安心です。
AQF-SF11Rの【デメリット・注意点】:購入前に必ずチェック!
良い点ばかりではありません。購入後に「しまった!」とならないよう、デメリットや注意点もしっかり把握しておきましょう。
容量(105L)は十分か?
セカンド冷凍庫としては十分な場合が多いですが、使い方によっては不足する可能性も。特に、コストコなどでキロ単位の肉を大量ストックする方、食べ盛りのいる4人以上の家族でメイン冷凍庫としても使いたい場合は、物足りなさを感じるかもしれません。ご自身の冷凍する量や頻度をよく考えて判断しましょう。
奥行きと放熱スペースの確保
幅はスリムですが、奥行きは約63.5cmあります。また、性能維持と安全のため、本体天面や側面に指定された放熱スペースが必要です。設置したい場所の寸法(幅・奥行き・高さ)と、放熱スペースが確保できるかをメジャーで正確に測定してください。
- AQF-SF11Rの必要放熱スペース
- 本体上部:10cm以上
本体側面:左右2cm以上
ドアは右開き固定
左開きに変更できません。設置場所の壁の位置や動線によっては、ドアの開閉がしにくくなる可能性があります。ドアを開けた際のスペースも考慮しましょう。
価格:安さ重視なら他の選択肢も
ファン式でスリムタイプという付加価値があるため、同じ容量でも直冷式(手動霜取り)の冷凍庫よりは価格が高めです。「とにかく安く冷凍スペースを増やしたい」という場合は、霜取りが必要ですが直冷式の小型冷凍庫も検討しましょう。
収納の工夫が必要な場合も
バスケット式は整理しやすい反面、大きな塊肉や箱などをそのまま入れるには、サイズが合わない場合があります。小分けにして収納するなどの工夫が必要になることも。
気になる【電気代】は?年間どれくらいかかる?
年間消費電力量320kWh/年から、電気代の目安を計算してみましょう。
電気料金の単価は契約プランや電力会社によって異なりますが、ここでは公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価 31円/kWh(税込)で計算します。
年間の電気代目安: 320 kWh/年 × 31 円/kWh = 9,920円/年
1ヶ月あたりの電気代目安: 9,920円 ÷ 12ヶ月 ≒ 約827円/月
これはあくまで目安ですが、月々1,000円弱で冷凍スペースが増やせると考えれば、利便性を考慮すると十分に許容範囲と感じる方が多いのではないでしょうか。他のモデルと比較する際の参考にしてください。
【比較】他のスリム冷凍庫と何が違う?
メーカー | AQUA | アイリスオーヤマ | YAMAZEN |
型式 | AQF-SF11R | IUSN-S12A-W | YF-SU90 |
カラーバリエーション | ブラック ホワイト ※シルバー | ホワイト | ホワイト |
容量 | 105L | 121L | 90L |
本体サイズ(mm) 幅×奥行き×高さ | 360×635×1,455 | 356×555×1,356 | 335×580×1,420 |
1年間の電気代目安 | 約9,920円 | 約8,742円 | 約5,642円 |
静音性 | 23db | 27db | 35db |
自動霜取り | ○ | ○ | - |
急冷 | - | ○ | - |
商品ページ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
スリム冷凍庫の選択肢は他にもあります。代表的な競合製品と比較した場合のAQF-SF11Rの特徴を見てみましょう。
AQUA:AQF-SF11R
実はアイリスオーヤマやYAMAZENの冷凍庫の方がよりコンパクト。特にアイリスオーヤマの機種はコンパクトながら大容量を実現しているので性能だけでは見劣りしています。
- それでもAQUAが選ばれる理由
- ・AQF-SF11Rの方が価格が安い
・運転音が静か
・よりスタイリッシュなデザインで色も選べる
価格、性能だけでなく、静音性やデザイン性の高さなど、バランスよい設計になっている点がAQUAが人気の理由です。
価格が1万円ほど高くなりますが、電気代がさらに安く、高級感のあるステンレスシルバー色のモデル「AQF-SFA11R」も発売されます。
1年間の電気代目安が通常モデルである「AQF-SF11R」よりも2,600円以上安い、約7,316円となっています。よりデザイン性や省エネ性が気になる人はこちらを選びましょう。
アイリスオーヤマ:USN-S12A-W
- AQF-SF11Rとの比較ポイント
- AQUAよりも大容量ながら、本体寸法はコンパクト。しかも1年間あたりの電気代目安も安いので、性能的にはアイリスオーヤマが優れています。しかし、本体価格が約7万円と他と比べて高いことと、AQUAよりも運転音が大きくなる点が検討の余地ありです。
その点が気にならないならアイリスオーヤマがおすすめ。
YAMAZEN:YF-SU90
- AQF-SF11Rとの比較ポイント
- AQUAと比べてよりコンパクト。しかしながら容量がさらに下がるので、とにかコンパクト重視ならYAMAZENをおすすめします。電気代もかなり安いの「あと少し別に冷凍ができれば…」という人にはピッタリです。注意点としては、霜取りを自分自身でやる必要があることと、運転音が大きめな点です。
【口コミ・評判】ユーザーのリアルな声
AQF-SF11Rは2025年5月14日発売でまだ口コミはありませんが、同性能で型落ちモデルである「AQF-SF11P」についてネット上のレビューサイトやSNSから、より具体的な口コミをピックアップしました。
買ってよかった!満足の声
- 冷蔵庫横の38cmの隙間にピッタリ!諦めていた場所に置けて感動
- 4段ケースが透明で中身が見やすく、探し物がすぐ見つかる。無駄買いが減った
- ファン式最高!以前の霜取り地獄から解放されてストレスフリー
- 思った以上に静か。ワンルームでも全く気にならないレベル
- 作り置きや冷凍野菜、アイスなど、カテゴリ別に分けて収納できて便利
ここは注意・ちょっと不満な声
- 奥行きが意外とあるので、設置場所の計測は必須
- 一番下の引き出しは床に近いので、少し出し入れしにくい姿勢になる
- ドアポケットがあれば使いかけや小さなものを整理できるのに…
- 人気なのか、欲しい時に在庫切れや価格変動がある
全体的に満足度は非常に高いですが、設置前の寸法確認の重要性や、収納方法の工夫についての口コミが見られました。
【購入前チェックリスト】失敗しないために必ず確認!
- AQF-SF11Rを購入する前に、以下の点を確認しましょう
- ・設置場所の寸法: 幅(36cm以上)、奥行き(63.5cm以上)、高さ(145.5cm以上)は確保できているか
・放熱スペース: 放熱スペースが確保できているか。本体側面(左右2cm以上)と天面(10cm以上)が必要
・搬入経路: 玄関、廊下、階段、設置場所までのドアなど、本体が問題なく通れる幅と高さがあるか
・コンセントの位置: 設置場所の近くにコンセントはあるか。延長コードの使用は非推奨
・ドアの開閉スペース: 右開きのドアを開けたときに、壁や家具にぶつからず、スムーズに出し入れできるスペースがあるか
・床の強度と水平: 不安定な場所への設置は故障の原因になるので、水平で安定して設置する必要あり
型落ちモデルが購入できるなら、機能は同じになるのでそちらを購入しましょう。2025年5月現在ではまだ購入可能のようです。
型落ちモデルの方が約1万円ほど安く購入できます。
まとめ:AQF-SF11Rはこんなあなたにおすすめ!後悔しない選択を
AQUAのAQF-SF11Rは、
- とにかく設置スペースが限られている
- セカンド冷凍庫として、整理しやすく使い勝手の良いものが欲しい
- 面倒な霜取りは絶対に避けたい(ファン式必須)
- 運転音は静かな方がいい
- デザイン性も重視したい
という方に、自信を持っておすすめできるスリム冷凍庫です。
一方で、「絶対的な安さ」「大容量」「左開き」を最優先する場合は、他の選択肢も検討する価値があります。
例えばシャープのフリーザー「FJ-HF13H-W」は「つけかえどっちもドア」といって、軸の付け替えで左開きにできるようになっています。
この記事で解説したメリット・デメリット、注意点、そしてご自身のライフスタイルや設置環境を照らし合わせ、AQF-SF11Rがあなたにとって「買って正解!」となるか、じっくり検討してみてください。