6月~7月は各メーカーから新型の縦型式洗濯機が発表、発売する時期。
今年もパナソニック、日立、東芝、シャープやAQUAなど主要メーカーから続々と家電量販店に展示されていっています。


本記事の信頼性
こんな悩みを解決します
- 各メーカーの縦型式洗濯機、新旧の違いは?
- 今年のおすすめ縦型洗濯機は?
Contents
2021年の縦型式洗濯機 新旧モデル比較
各メーカーの2021年発売モデルと2020年発売モデルとの違いを解説していきます。
日立
HITACHI ビートウォッシュ 全自動洗濯機 BW-X90G(N)
今回は乾燥機能無し9㎏タイプも洗剤自動投入対応になった点がポイント。
また、「つけおきプラス」が新しく追加。
標準コースやおしゃれ着コースなど色んなコースと組み合わせることができるので、洗濯機に入れる前にちょっとつけおきしておきたい…なんて人には手間も減って嬉しい機能です。

日立公式HPより

パナソニック
乾燥無しタイプに新たに11kgが登場。
乾燥無し12㎏、11kgには洗剤自動投入にも対応したので、今回は大型タイプの機能変更が目玉になっています。
また、「おしゃれ着コース」を新たに追加。
今までの「おうちクリーニングコース」よりも短時間で気軽に洗濯できます。
ワンピースやキャミソールの洗濯におすすめです。
東芝
TOSHIBA 全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP1(T)
ちょっと悪い言い方になりますが、ここ近年は日立やパナソニックに機能を似せてくるだけというイメージの東芝。
洗剤自動投入タイプの12㎏、10㎏に新機能として搭載されたのは「予洗い+(プラス)コース」と「よごれ移り防止モード」です。
「予洗い+(プラス)コース」は日立のつけおきプラスをもっと手軽にした感じ。
洗濯物の中でも“これだけはちょっと汚れひどいな…。”というものを先に入れて3分間くらい洗ってくれます。その後に他の衣類を入れて洗うコース。
「よごれ移り防止モード」はパナソニックの自動投入対応ドラム式洗濯機に搭載されている2度洗いモードと同じですね。
昨年まで東芝はこの訴求をしてなかったので、新たにアピールしてきた感じでしょう。
シャープ
穴なし槽ということで知っている人も多いのでは。
他メーカーと違って独自路線を突っ走るシャープですが、なんと今回、旧型との違いが全くありません。
この記事を執筆している段階で乾燥機能付きの方はまだ発表されていないので、そちらは何かしら変更点があるかもしれませんが、シャープは幅広く売っていくスタイルではここ近年無くなっているので、縦型式はあまり力を入れてこない可能性が高いのかなと思っています。
ちなみに穴なし槽の特徴についてはこちらで詳しく解説しています。
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【シャープ洗濯機】知られざるデメリット…穴なし槽のお手入れ方法解説
続きを見る
AQUA
AQUAも基本パナソニックの後追いみたいな感じですが、AQUAは昨年から「らくらくSONIC」という超音波部分洗浄を搭載しているのが特徴ですね。
2021年モデルの変更点としては、以下の通り。
- このらくらくSONICが有り無しでモデルを選べるように
- パナソニックで好評な槽洗浄のタイミングをお知らせしてくれる「槽洗浄お知らせサイン」を搭載
- 脱水後、衣類を取り出しフタを閉めると自動的に1時間高速回転→洗濯槽の水分を取り除く「らくらく槽乾燥」対応

2021年モデルの最注目洗濯機はコレ!
パナソニック NA-FA120V5-W
- 洗濯容量:12㎏
- 洗濯時間(12㎏洗濯時):約41分
- 本体寸法:幅600mm×奥行き694mm×高さ1,086mm
- 設置可能防水パンサイズ:奥行内寸540mm以上
ついに縦型式洗濯機も温水洗浄×洗剤自動投入
昨年までは温水洗浄のみ対応していましたが、今年ついに待望の洗剤自動投入も追加で対応。
洗剤タンクも新設計になっていて、大容量かつ使いやすいようになっています。

パナソニック公式HPより

もちろん、手動投入口もあるので今までどおり洗剤をその都度入れるのもOKです。
フタが大改良!使いやすい様に再設計

パナソニック公式HPより
キズが付きにくく、お手入れも楽なガラス蓋に仕様変更。
それと同時にフタ開閉時のアシストが搭載されているので、懸念される重さもなく少ない力で開閉が出来ます。
また、中が見える窓枠が広くなったので今まで以上に覗きやすく、さらに洗剤柔軟剤の残量もフタを閉めていてもチェックできます。
日立12㎏タイプより奥行スリムなまま
日立も12㎏タイプで洗剤自動投入モデルを販売していますが、日立洗濯機の奥行きは715mm。
これってもはやドラム式洗濯機と同じなんですよね…。
性能としては日立もおすすめなのですが、パナソニックは自動投入対応となっても奥行き700mm未満で抑えてきたのは好印象です。
旧型狙いなら早いうちに
各メーカーの旧型を狙うなら、お早目に。正直家電量販店では売り切れてるところの方が多いみたいです。
ドラム式洗濯機よりも設置性が高いので、ネット通販で購入しちゃうのもありかとは思います。
旧型でおススメな縦型式洗濯機もいくつか紹介しておきます。
乾燥機能無しタイプ
パナソニック NA-FA80H8-N
- 洗濯容量:8㎏
- 洗濯時間(8㎏洗濯時):約37分
- 本体寸法:幅544mm×奥行き618mm×高さ1,024mm
- 設置可能防水パンサイズ:奥行内寸540mm以上
外干しや部屋干し派。とにかくサイズをコンパクトにしたいなら乾燥機能無しタイプ。
本体幅55.4cmと非常にスリムながら、投入口が広く、衣類の出し入れがやりやすいのが特徴です。
泡の力で汚れを浮かして落とす「泡洗浄」や、洗濯槽の自動槽洗浄機能を搭載したトータルバランスに優れているモデルです。
乾燥機能付きタイプ
HITACHI 洗濯乾燥機 ビートウォッシュ BW-DV80F(W)
日立 BW-DV80F-W
- 洗濯容量/乾燥容量:8㎏/4.5kg
- 洗濯時間(8㎏洗濯時)/乾燥時間(4.5㎏乾燥時):約34分/約165分
- 本体寸法:幅570mm×奥行き635mm×高さ1,040mm
- 設置可能防水パンサイズ:奥行内寸540mm以上
部屋干し前や、外干し後のちょっとした乾燥、最後の仕上げにも便利な乾燥機能付きモデル。
洗濯槽のカビ対策としても有効です。
縦型式洗濯機といえばビートウォッシュというイメージの方も多いと思いますが、ナイアガラビート洗浄でガンコな汚れにも対応しやすく、フラットガラス蓋のデザインもスタイリッシュ。
「AIお洗濯」搭載で、汚れ具合などで自動的に適切な洗濯時間で洗ってくれる、洗濯機初心者でも安心して使えるモデルです。
まとめ
今回は全体で見ると「マイナーチェンジ」という感じでどこもすごく目新しい進化は無かった印象です。
でも細かくみていくと、パナソニックが大型タイプに力を入れていたりもするので、大型タイプで検討している人には選びやすくなったのではと思います。
そんな中でまだ販売シェアは低いですが、AQUAが全モデル使いやすくなっていますね。
家電量販店ではあまり積極的におすすめされることは少ないでしょうが、個人的には注目のメーカーなのでまた別に記事にしようと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。